ずっと使いたいモノ、置いてます。

日本の森を感じる積み木

小さい子どもが積み木遊びをすることは、ものを掴んだり積み上げたりする練習になるだけでなく、空間を把握する能力が育まれたりと良いことだらけ。昔から定番のおもちゃですが、素材にもこだわった国産の木を数種類集めた、色や質感、香りの異なるなんとも贅沢な積み木セットがOak Village（オークヴィレッジ）から届きました。

木が違うと、重さも香りも違う。

寄木の積み木は、国産のナラ、クリ、ホオ、カツラなど約10〜12種類の木材を使用しています。製作する時期によって使用されている木材は異なりますが、一つ一つの色味の違い、手触りの違い、香りの違い、木目の違いを感じながら遊べる、他にはない積み木セットです。よく見ると、「さくら」などと、手に取ったそのピースが何の木なのか分かるように刻印が入っているのも素敵なところ。遊び始めた時には小さくて木の種類が分からなくても、大きくなっていくうちに理解できるようになる楽しみや嬉しさも生まれます。
積み木のパーツは6cmを基尺とした丸、三角、四角といった組み合わせやすいスタンダードなものが多く、この基尺をもとに、2cm、3cm、6cm、9cm、12cmの寸法が各ピースに応用されています。それぞれのピースの長さに法則性をもたせることで、積み上げたときの高さを揃えたり、規則性のある段差やきれいな形が出来るように設計されているのです。

積み木の楽しいところは組み上げるだけでなく、それを崩す時の木の音にもあります。複数の木材を使っているので当然その密度や硬さが異なるため、木同士が奏でるガラガラという音も楽しんでくださいね。手で木の感覚を味わい、鼻で香りを楽しみ、耳でも好奇心を刺激される寄木の積み木は、出産祝いにもぴったり。無塗装の天然素材で、かつ一つ一つのピースは丁寧に面取りされ小さな手にも馴染む優しい手触りで、月齢の低いお子さんにも安心です。

天然素材へのこだわり

寄木のリースを作るOak Village（オークヴィレッジ）は、「100年かかって育った木は100年使えるものに」をコンセプトとして、木々が育つのに要した歳月と同じ時間を生き、使い継がれるものづくりをしています。飛騨高山で1974年に創業して以来、持続可能な循環型社会を「木」という再生可能資源で実現しようと提案し続けているブランドです。

国土の7割近くが森林である日本。その資源を有効活用すべく、人工林や二次林から採れた国産材を使うことにこだわっているオークヴィレッジ。全て本物の木である「無垢板」を使用しています。
一度手を入れてしまった森林は、生態系を失ってしまっているため、手入れをしなければ、森や林はどんどん荒れ果ててしまいます。間伐をしたり、木を適度に伐ること、私達が手を少し加えることは森の健康を保つために重要なことなのです。

循環型社会を目指して

「お椀から建物まで」と木を用いた幅広い製品は、適材適所に木を選び、釘を使わない伝統工法で木組みしています。人もそれぞれ個性と魅力が違うように、木もそれぞれ個性があります。その個性を活かし輝かせるため、合成の塗料ではなく、天然のオイルや漆を使用し、職人さん達が丁寧に仕上げています。木の呼吸を感じながら作られるもの達は、長く愛用されるものを作りたいという想いから生まれているのですね。

オークヴィレッジは、「山から木を一本もらったら、木を一本返そう」という考えから、NPO法人「ドングリの会」を発足しています。「子ども一人、ドングリ一粒」を唱えて、一般の方の参加を広く呼びかけ、ご家庭でドングリを育て山へ植林する活動や、二次林の枝打ち、下草刈り、除間伐等を日本各地で精力的に活動しています。

「森と生きる」を大事にしているオークヴィレッジは、自然と共に生きる意義を私達にも考えさせてくれるもの達を生み出しています。