コーヒーを淹れる道具をじっくりと考えていくと、その道すがら、みなさんこのポットにばったりと出会うそうです。
キッチン用品を扱うフジイさんが、ほうろう製品のキッチンブランド「月兎印(つきうさぎじるし)」をはじめたのは昭和のはじめ。
ほうろうとは、金属の表面にガラス質の膜をかけて高温で焼き付けたものです。
錆びにくく、壊れにくいほうろう製品。
金属とガラスの欠点を補いながら、お互いの良さを引き出したほうろうは、清潔でキッチン用品の素材に適していました。
残念ながら、手間と時間のかかる手作りのほうろう製品は、少しづつステンレスなどの扱いやすい新しい素材に活躍の場を譲っていきましたが、月兎印は種類こそ少なくなったもののファンに支えられて息の長いブランドとして今日に至っています。
最近、雑誌などに紹介され周囲が賑やかになっているこのポットが生まれたのは、今から約20年前。
市場の流れや、その手間から海外でも生産の中止が多くなったほうろう製のコーヒー用ドリップポットを、フジイさんが工業デザイナーの山田耕民さんに依頼し、ほうろうの高い技術力で定評のあるメーカー野田琺瑯が製造を担当しています。
ドリップポットとしては、細くお湯を注ぐための要素をしっかり押さえています。
道具として、無駄のない洗練されたシルエットですが、ほうろうという少しころんとした素材感に真っ赤、真っ白、真っ黄色と懐かしい上薬の色が並べば誰だって一目惚れしちゃうんじゃないでしょうか。
今も、一つ一つ丁寧に職人さんが手作りされている月兎印のほうろうポット。
ばったりと出会ったものは、仕方ありません。
うちのコーヒーは、この子で淹れることにします。
サイズ | 幅20×奥行7.2×高さ16(cm) |
容量 | 約0.7リットル(8分目) |
素材 | 琺瑯(ほうろう) |
使用可能熱源 | ガス、シーズヒーター、ハロゲンヒーター、ラジエントヒーター
※IH不可 |
箱有無 | 有 |
月兎印は、1926(大正15)年、株式会社フジイが藤井商店であった時代に産声を上げました。
藤井商店が琺瑯メーカーとして日本における琺瑯の文化を作り上げて以来、琺瑯は家庭用・業務用など色々な場面で使用されることとなりました。
月兎印は、株式会社フジイにおける琺瑯製品の唯一のブランドとして認知され、今日に至ります。
月兎シリーズは昔ながらの製法で、こだわりのある日本の職人によって丁寧に仕上げられています。特にスリムポットに至っては注ぎ口の作り、塗りなどに非常に難しい作業を要するため、一流の職人にしか作ることが出来ないのだそうです。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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![]() 月兎印スリムポット0.7L(赤)
送料:一配送660円・11,000円以上で送料無料(一部地域除く)
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¥3,300(税込) |
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販売終了 |
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![]() 月兎印スリムポット0.7L(白)
送料:一配送660円・11,000円以上で送料無料(一部地域除く)
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¥3,300(税込) |
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販売終了 |
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![]() 月兎印スリムポット0.7L(キャメル)
送料:一配送660円・11,000円以上で送料無料(一部地域除く)
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¥3,300(税込) |
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販売終了 |
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