どこかノスタルジックな気持ちにさせるウールの香りに、ふんわり柔らかく包み込む優しさを感じるセーター。例えばしなやかで暖かいカシミヤのニット、チクチクを抑えたウールのハイゲージニットなど「良いニット」と謳われるニットやセーターは数あれど、こんな風に心をぎゅっと掴まれる様な一着は珍しい。スコットランドから届いたmacalastair(マカラスター)のニットは、スコットランドの厳しい環境下を物ともせず育った羊の毛、ブリティッシュウールで作られた逸品です。
風合いを楽しむプレーンセーター
macalastair(マカラスター)のセーターは、素朴で優しいプレーンセーター。そんなアイテムがニット好きに支持されるのは、シンプルに軽くて暖かいから。その理由は、スコットランドの厳しい環境下でぐんぐん育った羊の毛【ブリティッシュウール】を惜しみなく使っているからです。世界生産量がわずか3%と希少価値が高く、原毛は弾力性があり、雨風を跳ね返し、吸湿発散性に優れて乾きやすい特徴を持ったウールは、高級カーペットに使用されることが多く、ニットに使用されることはほとんどないのだといいます。高い保温力・機能性を備えた最高品質のニットは、着てみるとその良さを実感できます。
世界遺産の地で作られるニットウエア
英国の歴史を見てみると、10〜13世紀には羊毛が重要な交易品として、盛んに取引が行われていたようです。長い歴史を有するブリティッシュウールの産地として、英国の羊毛産業を支えてきたスコットランドのグラスゴーという地で、3代に渡ってニットウエアを製造してきたのが、macalastair(マカラスター)のニット工場なのです。
グラスゴーは、スコットランドの南西部に位置し、その人口は英国で第4位。そこから車で約1時間ほど走ったところにある村が、ニュー・ラナークです。1786年に紡績工場が建設され、その後に起こった産業革命に受けた影響や歴史的な外観の保護により2001年には世界遺産に認定されています。ニットに使われるウール糸は、この世界遺産の地にあるニュー・ラナークで紡績されたものなのです。
ハンドフレーム製法で、じっくり編み上げて
使われているウール糸は、スコティッシュウール50%にメリノウール50%をミックスしたもの。ハリがあって復元率が高い希少なスコティッシュウールに、柔らかなメリノウールをブレンドして、絶妙な着心地と高い品質を実現しています。
世界遺産の伝統を受け継いだニットは、英国発祥のハンドフレーム製法によって編まれています。手動の編み機で、糸にかかる力や目の詰まり具合を細かく人の手で調整しながら時間をかけて編んだからこそ生まれる、優しい風合い。ニット地はパーツごとに編み立てられ、手間のかかるハンドリンキングにより縫いずれがなく、縫い代がないためすっきりした仕上がりです。パーツの結合した部分は伸縮性に富んでいて、縫い目がニットに馴染むため素晴らしい着心地と型崩れしにくさに繋がります。工場のそばを流れる川による水力発電で100%電力をまかない、環境に負担をかけないところもポイント。見て美しく、着て心地のいいニットは、地球にも優しいのです。
編み目をじっと見てみると、横方向に編まれているのが分かります。実は、レディースモデルはニット地の裏側を表面に使っているから。裏地までも美しく編めるハンドフレーム製法ならではの遊び心が詰まった一着です。粒立った様に見える部分は、シルク糸で奥行きを感じられます。
サイズ | ※サイズ表記34サイズ
身幅:約47cm 着丈:約58cm 肩幅:約43cm 袖丈:約57cm サイズガイドはこちら |
重量 | 約357g |
素材 | 毛90%、シルク10% |
生産国 | スコットランド |
箱有無 | 無 |
macalastair(マカラスター)のニット工場は、スコットランドの南西部に位置するグラスゴーにあります。そこから車で約1時間ほど走ったところにある村が、ニュー・ラナーク。1786年に紡績工場が建設され、その後に起こった産業革命に受けた影響や歴史的な外観の保護により2001年には世界遺産に認定された、このニュー・ラナークで紡績された希少なブリティッシュウールを使用するニットウエアが人気です。
¥17,600(税込)
¥16,317(税込)
¥26,400〜(税込)
¥24,200(税込)