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大館工芸社(おおたてこうげいしゃ)

小判弁当(中)

伝承される日本の美しいお弁当箱

「強くて優しい日本の道具。」
見た目にも美しく、丁寧な仕事による仕上がりは、毎日使う実用品でありながら、身近に楽しめるモダンな工芸品。
上手に付き合えば長く使い続ける事が出来るわっぱ。曲げわっぱが注目される一番の理由は、美味しさを引き出す道具だから。

自然の力を生かした伝統工芸品

厳しい冬に耐えた秋田杉は美しい光沢があり、それを曲げて作る曲げわっぱは、精巧で長年狂いが出ないと言われています。

樹齢150~200年の天然秋田杉を用いて作られる曲げわっぱは、耐久性の良さはもちろん、“夏は保冷、冬は保温”と、自然の力を最大限に活かした秋田の伝統工芸品です。
秋田杉が、まるで呼吸するかの様にご飯の水分を吸い、湿気をほどよく保つ事で、わっぱに詰められたご飯は格段の美味しさになります。
曲げわっぱに詰めるだけで、いつものお弁当が凛々しく、蓋を開けると杉の香りもほのかに広がり、美味しさがぐっと膨らむように感じます。

曲げわっぱの歴史は古く、奈良時代まで遡ると言われています。その昔、木こりが杉の生木を曲げ、桜皮で縫い止めた弁当箱を作ったのが始まりだと言われています。 大館曲げわっぱの生産が盛んになったのは、今から約400年前。
昭和55年には、国の伝統工芸品指定を受けています。
日本各地に様々な曲げ物がありますが、その中でも伝統工芸品と指定されているのは大館曲げわっぱのみであり、その優れた技術を評価されています。

簡単な手入れひとつで一生もの

曲げわっぱは、杉を煮る、曲げる、綴じる、縫うの工程を、職人が一つ一つ丁寧に仕上げていきます。
シンプルでありながら、丁寧に作られた曲げもの。
よく研かれた杉の木地の触り心地は、時間が経ってもすべすべのなめらかさ。
自然が生み出す素材というのは、これほども生活に馴染むものかと感じます。

扱いにくいイメージが先行してしまいがちな曲げわっぱですが、それは使い方を守るだけで「扱いにくい道具」から「便利で豊かな道具」に変わります。

秋田杉は殺菌効果を持っています。
表面がしっかりコーティングしてあるので、汁気のあるものが染みたり、ご飯粒がこびりついたままになったりすることもなく、自然な素材は清潔に保つ事が出来ます。
後片付けは、スポンジを使ってぬるま湯で汚れをおとし、その後に熱湯をかける。後は水分を拭き取り上向きに乾燥させます。
わっぱの底に風が通るように小さなコップに立掛けるのもいいでしょう。
カラカラに乾かしてからしまう事が長く使う秘訣です。
注意することは、日光に直接当てないこと。急激な温度変化で割れてしまうこともあるそうです。また、長く使って行くうちに、白木に黒ずみができてしまうのは起きてしまうもの。米のでんぷん質と杉に含まれるタンニンが反応して黒ずむこともあるそうです。ちょっとの黒ずみはそれもまた長く使ってかっこよく育てた証。それも愛着になって、またひとつ日常に「ずっと」なものが作り出されます。

小サイズ(18×11×5cm)は、女性やお子様へ。
中サイズ(19×12×6cm)は、男性へ。
ご飯とおかずを分けたい方、たくさん食べたい方ははんごう弁当(17×9×9.5cm )をおすすめします。
※中サイズ、はんごう弁当には、仕切り板付

小判わっぱ弁当箱(中)
   

 

  • 小判わっぱ弁当箱(中)
  • 蓋を開けると杉の香りもほのかに広がります
  • 樹齢150~200年の天然秋田杉を用いて作られる曲げわっぱ
  • 杉を煮る、曲げるなどの工程を、職人が一つ一つ丁寧に仕上げて作られてます
  • 箱
サイズ 幅18.8×奥行き12×高さ5.8(cm)
容量 640cc
素材 秋田杉
塗装の種類 ウレタン塗装
付属品 仕切り板
生産国 日本
箱有無
対応機器 電子レンジ:×
食器洗浄機:×
オーブン:×

注意事項

  • ◇お届け時はウレタン塗装の匂いがする可能性もございますが、数回洗うと薄れていきますのでご了承いただけますと幸いです。
    ◇使用中に表面の塗装皮膜を箸等で強く傷つけると水アカ等の汚れが沈着し、シミになりますのでご注意下さい。
    ◇ご使用後はお湯か水で汚れをよく洗いおとし、必ず乾いた布でよく水分を拭き取って下さい。湯水に長く浸したり、固い物と一緒に洗わないで下さい。
    ◇みがき粉やたわし等は皮膜に傷をつけますので使用しないで下さい。
    ◇電子レンジ、食器乾燥機等のご利用はおやめ下さい。

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ブランド紹介

大館工芸社(おおたてこうげいしゃ)

大館工芸社(おおたてこうげいしゃ)

伝統工芸品である曲げわっぱの歴史は、奈良時代までさかのぼるそうです。きこりが杉の木で曲げ物(容器)を作ったのが始まりと言われています。
藩政時代に大館城主佐竹西家が、領内の豊富な秋田杉に着目し、武士の内職として推奨しました。農民には年貢米の供出代替として、山から城下まで原木を運搬させたといいます。
製品は酒田・新潟・関東などへ運ばれ、江戸時代末期から近代にかけて職人たちが技法を受け継いできました。
弾力性に富み美しい木目を特徴とする天然秋田杉を薄く剥いで、熱湯につけて柔らかくして曲げ加工を施し、山桜の皮で縫い止めをして完成する曲げわっぱ。
昔から愛用され続け、最近では、自然志向の人々の注目も集め、幅広い世代に大切に使われています。
生活の道具として伝わった伝統の技術を今に伝えるべく、現代の日常生活にも提案し続け、使い続けられる大館曲げわっぱは、昭和55年国の伝統工芸品として指定を受けています。

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