ずっと使いたいモノ、置いてます。

快適、高機能、安心

消臭、抗菌など機能性素材のウエアはすっかり日常に浸透してきましたが、その中でも発熱系インナーに関しては、体温が上昇して汗をかくと逆に体を冷やしてしまいます。冬に欠かせないものなのだけれど春先からはお役御免で、クローゼットの奥に仕舞われる、そんな発熱系インナーを天然素材に変えると、春夏秋冬いつでも着ることができて日常を快適、身軽に暮らす小さな変化になります。

気持ちいい肌触りに、保温性と湿度調整に優れたicebreaker（アイスブレーカー）のサイレン ショートスリーブ。機能性の高いメリノウール素材の細番手の糸で薄手に作られ、ウール特有のチクチク感がなく、冬は暖かく夏は涼しく着ることができるインナーです。襟周りは大きく袖丈はほどほどにしてあり、春夏の洋服にも使いやすいため、春先は薄手のブラウスやシャツの中に着ることで気温差での冷え防止に、夏には汗によるベトつきを解消、秋冬は寒さへの対策ができる年中フル活用の実用的インナーになります。

メリノウールの利点は主に4つ

1.ソフトな肌触り
メリノウールの太さは17〜19ミクロンという世界最高品質のスーパーミクロファイバーで、繊維がとても上質で、細く柔らかく肌に優しいので普通のウールのようなチクチク感がありません。

2.優れた通気性／湿度管理
繊維自体に高い吸湿性を持つので、汗をかく前の段階から体が発する水蒸気を吸収して大気中に発散させます。運動してかいた汗は毛管現象で吸い上げて気化させるので、肌はいつもドライで快適に保たれます。

3.理想的な温度調節
寒い時は肌表面の水分を吸収する際に、吸着熱と体温が極細繊維のつくり出す多くのエアポケットにため込まれ、暖かさを保ちます。反対に暑い時は汗の蒸発による緩やかな気化冷却によって、快適な体温に調整することができるのです。

4.天然の抗菌防臭効果
汗には脂肪と塩分の混合物が含まれ、これが雑菌の繁殖を促す原因で、嫌な臭いの元でもあります。メリノウールは雑菌が付着しにくい性質があり、臭いを発生しにくい素材です。

直接肌に触れるウェアはストレスフリーな素材を選びたいもの。メリノウールは季節に応じて機能性を発揮し、快適に身につけられる万能な素材なので、一年を通し活躍します。

使い勝手の良さ

メリノウールはお手入れも簡単。通常のウールのような手洗いや柔軟剤は不要で、洗濯機で通常の弱アルカリ性洗剤を使って洗うことができます。洗濯機での定期的な洗濯によりいつでも清潔に使用でき、洗濯は生地が回復する効果もあります。シワになりにくくアイロンなしでも形が戻るところも使いやすさの理由。旅行などにも便利です。

メリノウールは紫外線遮蔽率の高い素材で、icebreaker（アイスブレーカー）の一番薄い製品の淡色系でもUPF（紫外線保護指数）15 以上あり、中間色でもUPF50 以上の効果があるとされています。外でのスポーツが多い方にもおすすめです。

体に張り付くようなタイトなフィット感ではなく、伸縮性とある程度のゆとりがあり、楽に着られます。アクティブに動いても裾まくれしない適度な長さの袖が特徴で、日本人の体型にも合うシルエットになっています。

きっかけはメリノウールとの出会い

1994年創業のicebreaker（アイスブレーカー）。創業者であるJEREMY MOONが恋人の紹介で、メリノ羊農家に出会ったことから始まります。JEREMY MOONはずっとカヤックをしていて、当時のアウトドアウェアの通気性や発生する独特な匂いにうんざりしていました。当時、アウトドアウェアは化学繊維が主流でメリノウールに興味を持つ人はほとんどいませんでしたが、農家で渡された100%メリノウールのTシャツが軽くて肌触りが良く通気性に優れ、そして匂いがつきにくい、そんなメリノウールの特徴を知り、いろいろスポーツを行う上でストレスフリーなウェアを作りたいと思うようになったのが創業のきっかけです。当時働いていた会社は辞め、銀行からの融資を受け自分の貯金を使いTシャツをはじめとしたトップス4型とレギンス1型の計5型を製作しスタートさせました。

icebreaker（アイスブレーカー）の原材料は、ニュージーランドの南アルプス標高1,800mで育てられるメリノ種羊の原毛を使用しています。寒暖の変化が激しい過酷な高地で暮らすメリノ種羊で、気温35度にもなる夏はきめ細やかなウールの高い通気性が羊の体温を適正に保ち、冬は分厚いウールの層がマイナス20度の寒さからも羊の体を守っています。そんな自然が生み出した高い機能性を持つメリノウール。それは最新のテクニカルな繊維や石油からではなく、牧草と水、そして太陽がつくり出した自然そのものの力なのです。生物分解性が備わっており再生できるので、持続可能なものづくりを実現させます。