寒い冬に一度味わうと、手放せなくなる人も多いダウンジャケットやダウンコートですが、その品質が、国内屈指と言われているNANGA(ナンガ)のダウン製品。
NANGA(ナンガ)のある滋賀県米原市は、かつて全国シェア約30%を誇った真綿ふとんの生産地。1941年にスタートした、羽毛の町から生まれた寝袋メーカーです。
NANGAのこだわりは羽毛。食用副産物の羽毛を使用し、国内で洗浄・精製されているため、羽毛本来の温湿度調整機能が非常に高く、特有の臭いの少ないとその品質の評価が高い製品をつくるメーカーで、アウトドアに欠かせない寝袋から、普段でも着ることができる防寒ウエアまで手がけ、日本の冬には欠かせないダウンジャケットブランドとしても知られています。
こだわりの製品をつくるNANGA(ナンガ)が大事にしていることの一つ、持続可能なものづくりでは、Green Down Projectを立ち上げ、資源の再利用にも取り組んでいます。と言っても、世界でサスティナブルへの取り組みが行われるずっと前から限りある資源を大切に循環型のモノづくりをしてきたのがNANGAです。軽くて温かい天然繊維のダウンは、適切な手入れをすれば100年以上使い続けることができるものだそうです。NANGAでは寝袋は永久保証対応、ウエアに関しては有償修理を受けることを創業から行なっています。
Green Down Projectは、廃棄されてしまうダウンは回収し、洗浄、品質の回復処理を行うリサイクル活動ですが、一から製品をつくるのと同じかそれ以上に時間と手間を経て新たな製品として生まれ変わります。そこに取り組む姿勢を知ると、よりNANGA(ナンガ)の製品も大事にしよう、自分自身の日常でも無駄に捨ててしまっているものはないか、不要と判断する前にモノの可能性を見直そうと気持ち改めさせられます。また、NANGAは、リサイクルだけでなく、日常に使っていく中での製品でのファスナーの交換やダウンの量の増量、羽毛のクリーニングの依頼まで受けてくれるアフターケア体制も万全です。その他にも使用する電力は、100%自然電力で、太陽光や地熱、水力発電で作られた電気だけを使用するなど、天然素材を大事に長く使う工夫だけでなく、製造過程も持続可能なものづくりに取り組んでいます。
モノを長く大切することや持続可能なものづくりを行うNANGA(ナンガ)の考えを反映させた製品やものづくりの現場です。
また、季節の終わりには、自宅でもお手入れ可能です。初めてのダウン製品を買ったシーズン終わり、洗濯することに不安になる方もいるかもしれませんが、羽毛は自宅で洗えて、正しく洗うことで汗や油汚れが取れて、ふわふわと羽毛が蘇りいます。また、NANGA(ナンガ)では、ダウンジャケットのクリーニングも有償で受けています。
ダウンの洗濯についての10のこと
1、ジッパーを開けて、ダウンジャケットを裏返しにすると生地への傷が心配ありません。
2、ロール状に丸め、ネットに入れると型崩れ防止に。
3、ご家庭用の中性洗剤でも大丈夫なことが多いです。
4、洗濯機の毛布洗い(手洗い)コースで洗濯できることが多いです。
5、脱水はせずに、手でよく絞ってください。
6、直射日光の当たらない風通しが良い場所で、完全に乾くまでしっかりと乾かすのが大事。※乾燥機を使う場合は、低温設定で。
7、乾いたら、両手で左右からたたき羽毛をよくほぐことで、羽毛の偏りを整えます。
8、十分に乾かしてから保管することが大事です。乾いたようで乾いていないこともありますので、洗濯から1週間程度通気性のいい場所で乾かしてからの保管がおすすめです。
9、不織布などの通気性のある素材で保管がおすすめです。クリーニング店から戻ってくるビニールで保管してしまうと通気性が悪く、湿気でカビの原因となります。
10、 必ず洗濯表示タグをご確認ください。