艶やかな竹の風合いと手に取りたくなるような造形が愛らしい真竹腰さげかご。日本人の暮らしを支えてきた竹を使った昔ながらの道具は、現代でも色褪せることなくその魅力を発揮し、用途を変えながら生き続けています。
自然素材を使ったかごは世界中で愛用されていますが、その中でも日本はちょっと特別で、日用品としての竹かごだけでなく、美術工芸品としても発達しています。歴史を掘り起こせば、千利休の時代から、茶道の世界で花かごとして竹かごは使われてきました。繊細な竹の工芸品と暮らしの竹かご、どちらも日本人の丁寧なものづくりの精神が反映され、現代でもその美しく、温もりある手仕事に感動させられるのです。
時の移ろいを色で感じる真竹
材料となる竹に染色などの人工的な処理を加えず、山から切り出した自然そのままの竹で籠を編む青竹細工。青竹細工によく使用されるのは、孟宗竹や淡竹、真竹などありますが、中でも真竹はしなやかな弾力と艶があり、竹細工に適した素材と言われています。編みたての青々しさも美しいですが、青竹細工の醍醐味は時と共に色が変化すること。「青色」から時を経て「黄金色」に変わり、 数年経つと落ち着いた「飴色」、そして十年、二十年も経てば、更に深い輝きを持った「こげ茶色」へと変化していきます。風合いの変化が共に過ごした時間の経過を感じさせ、長く使うほどに愛着が増していくような素材です。
変化を楽しむ
農作物の収穫用として使われていた腰さげかご。楕円形の広い口に、胴まわりのぽってりとした形が素朴で愛らしく、インテリアの一つとしてお部屋に飾っておくだけでも素敵に見えるから不思議です。縁の裏側に通した太い竹は、元は腰から下げるために使われていましたが、紐を通しておくと壁などにぶら下げて使用することができます。通気性の良さを活かして、野菜のストックや洗濯物入れにしたり、深さを活かして植木鉢やゴミ箱などの目隠し替わりにしてみたりと用途は様々。使い込むうちに変化していく色艶を楽しみながら、いつまでもお部屋の中で活躍してくれる存在になると思います。
暮らしに根付いた道具を知る
同じ用途でも、異なる素材、異なる形や編み目。日本全国、世界各地のかごから、その地域の特徴や根付いた暮らし、人々の性格までもが垣間見れるようなかご製品は高価な伝統工芸とは異なり、身近な歴史と技術も知る機会にもなります。現代のオートメーション化されて作られる完璧なプラスチックやステンレス製品にはないぬくもりと、どれもが一点もののように素材の個性や手仕事の跡が残ります。素材の採取にも一苦労がかかる天然素材ですので、完成した製品の小さな割れやちぎれ、ねじれなど道具として使用上問題ないものは、手作りのものとして理解いただき手仕事を味わっていただければと思います。
江戸時代の頃から武家の内職でかごやざる作りが始まったと言われている宮城の竹細工は、地域に自生していた篠竹を暮らしの道具や業務用に作られてきましたが、現在その職人さんもわずかとなっている貴重なものづくり。プラスチック製品にない、使い続ける楽しみや職人や環境についても知る機会となれば、そこに関わる人たちも嬉しいものです。
サイズ | 幅約32×高さ約23×奥行き約27(cm) |
重量 | 約430g |
素材 | 真竹 |
生産国 | 日本(茨城県) |
箱有無 | 無 |
「ずっと愛着をもって使い続けられるモノと出会いたい」「出会ったときの嬉しさを共有したい」。ZUTTOは、そんな思いからはじまったセレクトショップです。
スタッフが長年愛用しているモノ。いろいろな方に愛されてきたモノ。実際に使ってみて本当に自信を持っておすすめできるモノ。そして、環境にやさしく、安心な素材。手に取れば分かる、作りの丁寧さ。そして、ずっとそばにおきたいと思える美しいデザイン。
愛着をもってずっと使い続けられるモノに出会えた時は、嬉しさもひとしおです。セレクトショップとして日本に伝わる道具たちもご紹介します。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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