ずっと使いたいモノ、置いてます。

漆の色

シックで落ち着いた漆の色。その漆の深みのある色白蝶貝の透明感がなんとも言えない自然の優しい雰囲気です。普段使いだけでなく、フォーマルやドレスアップした華やかな席にもお使いいただける品の良さがあり、幅広いシーンでお使いいただける安心感がある白蝶貝ペンダント。
金粉や色粉を蒔いて、表面に付着させ固める蒔絵の技法を用いて完成している白蝶貝ペンダントは、小さいながらに身に付けるとしっかりと存在感を発揮します。

時間をかけて完成する漆塗り

この小さなペンダントは、漆職人さんの技術あってのもの。白蝶貝を削り形を製作、色漆の部分を塗る、乾かすの工程を丁寧にじっくりと行って作られたもので、美しい色を出すためにゆっくり時間をかけて乾かし、埃や塵などゴミが入った場合は研いで磨いたり、時には塗り直す作業を繰り返すという手間暇と注意を払いながら行われる職人の手仕事です。そして、乾いた後もさらに色を出すために寝かせるように時間を置き、美しい漆の色になったところで、磨き、組み立てるという、全ての工程を終えて約1ヶ月かけて完成している白蝶貝ペンダントです。

今回の色は、日本の伝統色やヨーロッパの古い街の風景にある味わい感じる建物や物などをイメージし、つけた時に胸元がおしゃれになるようにと選びました。
約1ヶ月かけて完成する白蝶貝のペンダントは、その試作段階から漆職人さんに協力していただき、色づくりからお願いしたもので、その様子を伺うと漆の面白さをまた発見することが出来ました。
色漆とは、朱合漆に顔料を混ぜて色を作るものだそうで、朱合漆というのは、乾いた時の色が茶色で、その後も色が変わっていきます。茶色がどんどん透けて飴色のような透けた茶色になるもの。その色漆の朱合漆が透けていく事で色漆の中の顔料の色が綺麗に見えるようになっていくそうです。
まるで、日中、船が往来した川が、朝になって水が澄んでいるのを想像する漆の変化です。

同じ配合の色漆を使っても、乾かし方で色が暗くなってしまったりするそうで、漆の乾燥には温度と湿度が重要になるそうです。特に湿度は重要で、湿度が高いと漆の乾きが早くなります、早く乾くと漆の色が悪くなるという、焦らずじっくり丁寧に。が漆が喜んで綺麗に色を出せるようです。
そんな中、もう少し明るくしたいなどわがままを言って、色出しから半年近い歳月で完成した今回の白蝶貝ペンダントです。

さりげない存在感

ベーシックに使いこなせるアクセサリーこそ、長く使えるものにこだわりたいものです。キラリと光る石やエレガントなパールも良いのですが、もう少し落ち着いたシックな雰囲気で、尚且つ遊び心も感じさせるものが良いという方におすすめなのが、Bisai（ビサイ）のアクセサリーです。
装いがシンプルで、さりげないアクセサリーに気を配りおしゃれを楽しむ女性にお使いいただきたい白蝶貝ペンダント。ギフトにもぴったりな小さな化粧箱に入っておりますので、誕生日や記念日のギフトとしてお選び頂くのもおすすめですよ。女性にとっては、いくつあっても嬉しいアクセアリーですので、大切な方へのプレゼントにおすすめです。

石川県、山中から

世界に知られる伝統工芸と文化の地・石川県山中で生まれた加賀蒔絵ブランド、Mt.Artigiano(モンテアルティジャーノ)。モンテは「山」、アルティジャーノは「職人」を意味します。Mt.Artigiano(モンテアルティジャーノ)の工房がある山中温泉は、文字通り山の中にあります。その山にいる職人というところから、そう名づけたのだとか。そのMt.Artigiano(モンテアルティジャーノ)と同じ工房で生み出される女性用のアクセサリーが、Bisai（ビサイ）なのです。

昭和56年の創業当初は茶道具など、伝統的な蒔絵を制作していましたが、お客様から声を受けて、現代に見合うアクセサリーアイテムの展開を開始しました。伝統工芸士の手によって、漆で描いた模様に金粉を蒔（ま）いて付着させ、乾かした後に磨き上げる蒔絵の技法を用い、「漆を毎日の生活により多く取り入れていけるように」という想いを込めた、型に留まることのない新しい形の漆製品を作り出しています。