ずっと使いたいモノ、置いてます。

アウトドア、DIYに

ちょっと大きめでカラフル、オレンジ色のロゴもアクセントになった手袋。これは作業に使う軍手をおしゃれに変えたATSuBOuGu（アツボウグ）の耐熱手袋です。冬になると従来の白色で手首に緑や黄色の縁がついた作業用軍手でなく、軍物の文字のプリントが入ったアーミーグリーンの軍手を男性の手元で目にするようになりました。自転車を漕いだり、ランニングしたり、気合いが入りすぎていないラフな軍手使いは男らしくも感じます。作業用というもともとの役割もあって、丈夫で日常に気兼ねなく使えるんだろうと思わせる軍手のおしゃれ使いです。

いいとこ取り

アツボウグ耐熱手袋は機能性とファッション性、両方に優れたいいとこ取りの手袋で、特筆したいのは、見た目とその優れた耐熱性。どのように耐熱性に優れているのか、その秘密は特許取得済みの特別な撚糸方法にあります。ATSuBOuGu（アツボウグ）オリジナル開発の撚糸とアラミド繊維を編み合わせたことで、空気を含んで熱を伝えにくいだけでなく、耐火・防炎性を高めることに成功しました。その耐熱性はなんと、アーク溶接の火玉（約1200度）が当たっても皮膚に達しにくいほど高いもので、それでいて通気性が良いので汗を吸収してムレにくいという非常に高い機能性を誇っています。

通常の手袋のサイズよりもひと回り大きめなアツボウグ耐熱手袋ですが、これは、大きめにすることで万が一の際にも脱ぎやすいため。手指の安全に配慮した形なのです。成人女性が着用すると指の先は少し余りますが、曲げたり伸ばしたりと5本指を自由に動かすことが出来、作業性も損なわれていません。普通の軍手では薄くて頼りない、革や別素材だと指の感覚がわかりにくいというのを程よく解決するアツボウグ耐熱手袋です。

使うたびによくなる肌触り

アツボウグ耐熱手袋はしっかりしたハリの感じられる素材感です。内側はまるでタオルのようにやさしいループ状のパイルになっていて、長時間着用してもストレスになりにくいつけ心地が魅力的。使えば使い込むほどに手袋表面のケバがフェルト化し、肌触りがよくなる特徴を持ち、もちろん洗濯していつでも清潔な状態で使うことが出来るので、長く使う作業のお供にぴったりです。作業用手袋は束になって売っていたりするためか、汚れたり使ってクタクタすると新しいのを使いたくなる気持ちも出てきますが、このアツボウグ耐熱手袋を使うと自然と愛着が湧き、その習慣を変えてくれるかもしれません。

カラーは4色、いずれの色も同系色のカラーの糸がミックスされておしゃれな印象です。DIYやアウトドアが趣味のご友人やご家族に、防寒手袋ほどではありませが、犬の散歩やランニング、ちょっとそこまでお出掛けに使うにも男性へのギフトとしてもおすすめです。ダウンジャケットやスポーツテイストの装いには全く軍手感ゼロで使っていただける手袋です。

糸を撚ること

「撚糸」とは、糸を作る紡績と、生地を織ったり編んだりする作業との中間に位置する工程のこと。糸状になった繊維を複数本合わせて「撚る」と言います。このように聞くと、地味に聞こえる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、「撚糸」は新しく付加価値を持つ素材を開発する上では欠かせない仕事の一つなのです。

今までにないモノを

ATSuBOuGu（アツボウグ）は、和歌山県で唯一の撚糸専業の林撚糸株式会社のオリジナルブランドです。
昭和7年創業の老舗である林撚糸株式会社は、創業当時軍足の製造工場でした。戦後、和歌山はニットやパイル織物の製造が盛んだったため、ニーズに応えるため撚糸に事業を転換しました。

耐熱手袋アツボウグは10年前に開発した製品で、その誕生のきっかけはある鉄工所からの相談。
それまで作業中の火花から従業員の手を守るために使われていたのは革製の手袋でしたが、通気性がなくて蒸れる、手に匂いがついて食事の時に困る、などの欠点がありました。そこで耐熱性は保持しつつ、洗えて通気性のよい手袋を作るため、林撚糸で糸から独自に開発して完成したのがATSuBOuGuの手袋です。和歌山県で唯一撚糸を専門としている林撚糸株式会社が「今までにないモノを」という理念を基に生み出したアツボウグ。非常に優れた製造技術と品質の結晶です。