コートにボリュームのあるマフラー、
手袋もそろそろ必要になってくる・・・。
寒いと身に付けるものが増え、ファッションの
ポイントをどこに置いていいのか分からなく
なってしまうことがありますが、
「靴が主役の日」があっても素敵ですね。
そんな主役になるシューズをご紹介致します。
厚底のヒールに、ころんと丸みを帯びた
つま先がかわいらしい
dansko(ダンスコ)のシューズ。
履きやすさに定評のあるdanskoは、
創設者がデンマークの小さな靴屋で履き心地の
良いクロッグスを見つけたのが全ての始まりです。
自分達が履いているうちに友人達にも評判となり、
そのクロッグスに更に改良を重ね、
より履きやすいものへと進化させたのです。
danskoのシューズは、足や腰への負担を
減らす作りとなっているので、
普段使いにはもちろん、医療現場や
レストラン等でも機能性とデザインに
優れた一足として世界中で愛用されてきます。
日本ではそのファッション性がより重視されて
評判ですが、実は世界では「働く靴」としても
評価されているのです。
アメリカ足病学医学協会からは「履きやすい靴」、
「足の健康をサポートする靴」と認定されているほど。
danskoのシューズは、足の甲で靴をフィット
させるタイプで「ユーロフリーダムフィット」と
呼ばれます。
甲で足をフィットさせる利点は、
・足指が広げられ、動かせるので血液の循環が良い
・足指が圧迫させないので、外反母趾の予防になる
甲にあたるクッション部分でホールドするので
歩いた時にかかとが少し浮く程度が丁度良い
サイズです。
フランス語で木靴を意味するサボタイプの
シューズが特徴的なブランドです。
サボと言うとサンダル=夏の履物という
イメージがありますが、danskoのサボは
かかとがあるタイプのご用意もあるので、
冬でもタイツや靴下と合わせてお楽しみ
頂けます。
【サイズ選び】
サボタイプは特に、「甲のフィット感」が
大事です。甲部分で足を支えるので、
ここが緩いとかかとから脱げたり靴の
重みで疲れを感じてしまうことも。
甲高でない場合は通常サイズを選んで下さい。
かかとがあるタイプの「Professional」は
かかと周りが足に沿っておらず通常の靴に
比べて大きく空いていますが、これはdanskoの
特徴で、甲でホールドして歩くために
蹴り出しの際にかかと部分を若干浮かせるのです。
脱げてしまう場合はサイズダウンが必要ですが、
かかとが多少浮いても甲が合っていれば問題
ございません。
※ホワイトは、使用レザーが薄く、つくりがタイト
ですのでワンサイズ上をおすすめします。
ブーツタイプは、使いやすいショート丈。
アッパーに上質なフルグレインレザーと
ミルドヌバックを使用し、履き続けることで
深みが増していく素材です。
フォルムもデザインもすっきりとして、
パンツにもスカートにも合わせやすい一足です。
【サイズ選び】
甲でホールドするという構造は変わりませんが、
横幅が若干タイトなつくりなので
通常〜ワンサイズ上をおすすめします。
全体的に細身ですっきりとしたシルエットの
Loint's(ロインツ)シューズ。
その最大の特徴は、ソール部分にあります。
一般的にソールは前傾した形となりますが、
Loint'sのソールは「3Dコンフォート」と呼ばれ、
360度に渡って丸みを持たせています。
丸みを持たせることにより、足裏にかかる体重を
全体的に分散させ、地面との抵抗を弱めてくれる働きがあります。
2種類の3Dコンフォートソール
多くのコンフォートシューズに良く見られるのは、
インソールのみにカーブを付け足をホールドする
タイプですが、その場合アウトソールは平らなまま。
そのため見た目にはボリュームが出て、ぽってりと
した印象のシューズになります。
それに対しLoint'sのソールは、アウトソールから
既に丸みをもたせ足に沿った形状をしているので
全体的に足に沿ったフォルムで見た目にも
スマートで洗練されています。
Loint'sの靴を初めて見た時は「細めの靴だから
きついかもしれない」と思ってしまいますが、
足を入れてみると内側は想像以上にスペースがあり
かつソール全体で足を支えられている印象です。
かかとがホールドされるので、靴の中で足が
ずれる心配も少ないです。
おすすめしたいのは、こちらのレースアップシューズ。
コンフォートシューズにはなかなかない
デザイン性で、タイツ+スカートと相性抜群。
レースアップなので着脱が面倒?と思いがちですが、
結び目の部分だけを解けば意外にもすんなりと
脱ぎ履き可能です。
(もちろん、甲の高さや紐部分のきつさの好みにも
よりますが。)
Loint'sの特徴である、「足を包みこむような感覚」を
しっかり楽しめて、かつデザインにも遊びと女性らしさ
があります。
素足で履いてもかわいらしいのですが、
やはりタイツをおすすめしたいので、この時期にこそ
履いて頂きたい一足です。
【サイズ選び】
デザインでは、
1. V字スリッポン
2. ダブルストラップ
3. クロスレースアップ
の順番でゆとりのあるデザインです。
(1.V字スリッポンが最もゆとりがある)
木型は同じでも、デザインによって
甲部分のホールドが異なるので、履いた際の
サイズ感の違いが出てきます。
【V字スリッポン】
履き口がスリット状になっているので、
甲部分から横幅にかけてゆとりが生まれます。
そのため、サイズは通常サイズをまずはお選び下さい。
【ダブルストラップ・クロスレースアップ】
ストラップ・紐タイプですので甲高の場合は
調節が可能です。極端な幅広でない場合は
こちらも通常サイズをお試し下さい。
つま先部分が広がった木型を用いて、
足を優しく包み込み、快適な靴に仕上げている
duckfeetのブーツは、足を上げると指が開いて
着地時に地面をつかむような感じで、
素足の様な自然歩行が行えます。
見た目はつま先に向かって広がった
フォルムなので、カジュアルな印象。
デニムやガウチョパンツなどによく合います。
ブーツの中で指が圧迫されることがないので、
長時間履いていても疲れにくく、
旅の相棒にもおすすめです。
duckfeetは「育てる靴」とも呼ばれています。
革は、北欧有数のタンナリーによる環境に配慮した
ベジタブルタンニング。
履き込むほど、定期的なお手入れをするほどに
色は深く濃く変化し、風合いを増していきます。
しっかりとした革を使用しているので
長く愛用してもそのフォルムは保たれたまま。
革ブーツにありがちな、足首周りの革が
だらしなく下がってしまうこともありません。
【サイズ選び】
duckfeet特有の形状で、つま先から先は横幅に
余裕のあるデザインです。
かかとから指の付け根までは普通程度〜スニーカー
より細めですので、幅広・甲高でない方は
通常サイズをおすすめします。
自然志向のEL NATURALISTAの
EL VIAJERO(エルビアジェロ)シリーズ。
エルビアジェロとはスペイン語で
「旅行者」という意味で、その名の通り、
たくさん歩く旅にもおすすめ一足です。
良いところは、もちろんその履き心地と
歩きやすさにあります。 甲全体を覆うよう
深く作られたアッパー部分と、
履き易さを考えた伸縮ゴムパーツが、
足をしっかりホールドして
歩きながら脱げる心配はありません。
全体を柔らかいレザーが包んでくれるので
深めのアッパーが甲にあたっても
痛くなることなく、長時間履いていても疲れません。
また、アッパーとアウトソールを360度
全て一針縫いで縫製することで、
靴と足がフィットする感覚を生み出しています。
エルビアジェロシリーズは
カラーバリエーションが沢山揃っています。
さすがスペインのブランド、と思わせるような
発色の良いカラーでが豊富で、
足元がコーディネートの主役になり
履いているだけで楽しい気持ちになりそうです。
冬はタイツにスカートという王道の合わせや、
ジーンズを少し折ってソックスを見せる
コーディネートを楽しんで下さい。
スリッポン型なので季節問わず、春夏もお使い頂けます。
レザーはベジタブルタンニンなめしです。
ベジタブルタンニンとは樹木や植物から抽出した
ポリフェノールのことで、革の硬化や
腐敗を防ぐ役割があります。
化学薬品を使用したなめしに比べ工程が多く
手間と時間がかかりますが、革の長期使用、
エイジングの面でベジタブルタンニンが
優れています。
化学薬品でなめした革は水や汚れに強く
コストや手間が掛からないのですが、
新品の状態が最も良い状態で、使用を進める
うちに劣化していく素材です。
長く愛用する、レザーの変化していく様も
一緒に楽しむという視点で見ると
ベジタブルタンニンなめしが良いのですね。
お手入れを繰り返して、長く大事に
履いて頂きたい一足です。
【サイズ選び】
幅が細めのつくりなので、幅広・甲高の方は
1サイズ上をおすすめします。
シンプルなコットンシューズは年間通じて
一足持っていると安心です。
PRAS(プラス)のスニーカーやスリッポンは
そのカジュアルな見た目とは裏腹に、
「JAPANISM PRODUCT」という理念を
掲げています。製品の外見だけでなく、
「真摯に素材と向き合うこと」や
「繊細で愚直なモノづくり」といった、
古くから日本人が心がけてきた、
ものづくりの際の特質と考え、この特質を
国内外に発信し、実際に製品を身につけて
もらうことで共感を得ることが今後の日本に
必要なのではないか、と考えたことがブランドの始まりでした。
PRAS(プラス)のスニーカーに採用されている
バルカナイズド製法とは、スニーカー本体と
ソールを張り合わせる製法。スニーカー本体と
ソールの間にまだ固まっていない未加硫ゴムを
はさみ、特殊な釜に入れて高温の圧力を
かけながら硫黄、加硫剤を加えていきます。
この「加硫」の工程において、靴底と
アッパー(靴の本体)が接着し、キャンバスの
本体やゴム底といった素材の異なる部品が一体化出来るのです。
アッパー部分に使用している帆布は
PRASスニーカーのためのオリジナル。
1960年から豊田織機で製造されている
児島帆布を採用しており、使い込む
ほどに風合いを増していきます。
※12oz(10号)帆布使用
【サイズ選び】
PRASのスニーカーは少し大きめに作られています。
通常〜ワンサイズ下をご検討下さい。
大きい場合は別売りの専用ライニングがございます。
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