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まじめで素朴なジーンズです。

 

大抵の人が丈夫さを実感済みと思いますが、ファストファッションが登場した第一号的な製品では、お尻が破けたという話を聞いて、衝撃を受けた個人的な記憶があります。

美脚や美尻効果を目指したジーンズが流行った時には、自分に似合うものを探しまわり、試着疲れしたこともありました。永遠定番のようなジーンズも、女性のファッションとなるといつも時代に影響を受けているのがほとんどです。

 

90年代、高校生の私が初めて買った1本は今では少なくなったアメリカ製でした。大したものではないものの、おじさん店主が営む薄暗い照明のデニム専門店で、背伸びしドキドキして買った思い出のジーンズです。それから大人になって流行りのブランドのものもいくつか穿いてみましたが、味わいが出る前に古臭さがやってきて幾度となく手放してきました。そうした過去を振り返り、慎重に選ぶようになった今、コレと惹かれ、ご紹介したいのがテキサスジーンズです。

 

1976年創業の老舗ファクトリーのアメリカ製にこだわるジーンズ。時代が巡り巡って光が当たるジーンズは、どこか懐かしい雰囲気が思い出の1本と重なり気に留めたのかと思います。綺麗に穿くというより好きな人に見つけてもらいたい。ちょっと野暮ったいようだけど、自分らしく着こなし個性を生かすそんなジーンズです。

 

 

老舗の滋味深さ

 

人目を気にすることに、流行りのものを選ぶことは安心を得られますが、時と共にその潮時を感じる実情。まだまだ穿けるのにそろそろという時がやってきます。自分の価値観で選ぶジーンズは、いつでもマイペースでいられて、手放すことを考えることがほぼ無いのがいいなと思います。行列のできるおしゃれスイーツより近所の和菓子屋の滋味深さ。そんな風に感じる Texas Jeans(テキサスジーンズ)です。

 

 

19世紀半ばのアメリカ西部から

 

聞くところに、ジーンズ縫製には他の洋服とも異なる知識、技術が必要で経験によって受け継がれるものが作られているという背景がある専門性の高いものでした。その歴史は、アメリカ西部で生まれた鉱山労働者のための作業着から始まったそうです。今やカジュアルウエアの定番的存在で世界中で多くの人に日常着として愛されるジーンズですが、知名度のある専門ブランドも中国やベトナムで作っているほど、アメリカ製の新品は少なくなっています。

 

 

 

Texas Jeans

 

テキサスジーンズは、1976年創業のジーンズメーカーでほとんどのブランドがアジア生産にシフトしている中で、今なおアメリカ生産にこだわる希少なファクトリーです。特に大きな宣伝をすることもなく、必要な人へ良心的価格で提供してきたという小規模な地元密着型のものづくりで続いてきた質実堅実テキサスジーンズについてご紹介していきます。

 

 

 


老舗ファクトリーのこだわり

 

 

カウボーイも穿いていたジーンズですので、丈夫で現代では自転車やバイクに跨りやすく、また、サドルを傷つけないよう突起のない真鍮リベットも昔からの工夫です。

 

 

ステッチは、ペインターパンツで3本針のトリプルニードル、スリムテーパードでダブルニードルの巻縫いと呼ばれている縫い方をしています。これは1940〜70年のワークウエアによく用いられたもので、生地を合わせた部分を巻いてステッチをかけるため、非常に丈夫でほつれることなく、ファストファッションでの破れた話からも安心できる専門性です。

 

 

今では珍しいアメリカ製ストーンウォッシュ加工のデニム生地。日本製の場合は、重いデニム生地の方が高級生地の位置付けになることがありますが、軽く、柔らかい穿き心地は、ジーンズを穿く、洗う、万能ゆえ旅に持っていくことも考えると嬉しい特徴です。柔らかな加工は、馬に乗りブーツを穿くカウボーイ達や働く人が身につけるに着心地の工夫なのかと歴史へも思い巡ります。

 

 

ペインターパンツには、ハンマーを吊るすためのループや工具など道具の収納ができるツールポケットがワクワクします。

 

 

ブーツにインしてもシルエットがスムーズに落ちるのは、ミドル丈のウエスタンブーツを履くことへの配慮で、アメリカ西部で生まれた労働者のため服の工夫(画像左)。インしたロングブーツもすっきりです(画像真ん中)。なんと言っても大きめポケットで後ろ姿がかわいいのです(画像右)。小さなお尻でお悩みの方にダボ感が愛嬌、かっこいい大きなお尻の方は一層堂々ときまります。

ジーンズは重いしゴワゴワ。というようなイメージを持っていた方に、ごわつきの無い生地が穿きやすく見直してもらえるほどの育てたいと思えるこだわりとリーズナブルさを持った一本です。

 

 

似合うね。を目指して

 

また、洋服の製造背景には様々な環境問題がある中でジーンズもその一つ。染めの工程がある生産には大量の水が使われます。そういう視点でみても、トレンドに左右されることなく、自分らしく選ぶ、長く穿けるジーンズに出会って欲しいと思うテキサスジーンズのご紹介でした。飽きては捨てる、流行が終えたら着なくなる服ではなく、くったりとしてもなんだか愛しい。私らしい服がクローゼットに増えるきっかけになればと思う出会いです。

 

 

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投稿者: ZUTTO編集部 日時: 2022年03月29日 11:00 | permalink

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