1865(慶応元)年に創業した老舗提灯屋、鈴木茂兵衛商店(すずきもへいしょうてん)。水戸藩の産業振興として生まれた「水府提灯」は元は下級武士の内職であったと言われています。その地域が「西ノ内紙」と呼ばれる丈夫な和紙の産地であったこともあり、水府提灯の成長とともに鈴木茂兵衛商店(すずきもへいしょうてん)もその技術を伸ばしていきます。
提灯という道具自体が伝統的なものですが、すずもが大切にしているのは人を介した技術を繋いでいくこと。手仕事に支えられている提灯作りの要は職人さん達だということを忘れず、その繋がりと信頼関係を築いています。
提灯というと思い浮かべるのはお祭りの夜を柔らかく照らす、幾つも連なった提灯の風景やお盆の時期のご先祖様への道しるべとしての飾りなど、どこか非日常の中にある日本らしいもの、という認識ですが、現存する作り手の一つとして160年培ってきた技術を絶やすことなく、現代の暮らしの中に使える提灯として新たな提案を続けるのが鈴木茂兵衛商店(すずきもへいしょうてん)です。従来の楕円型だけでなくよりインテリア性の高い形のものや、光の揺らぎの再現、自立可能な提灯の開発など、提灯の新たな可能性を模索し生活を彩り未来を照らす灯りを生み出しています。
日中は暑くてぐったりとしてしまう夏でも、夜は多少は過ごしやすく、クーラーで冷えた体を労わるように窓...
¥13,750〜(税込)