南部鉄器の職人である小笠原陸兆デザインの小丸は、南部鉄で出来たケトルです。まんまるでころんとしたデザインで、「小丸」という名前がぴったり。小丸を手にとってみるとずっしりとした重さで、鉄そのものの、ざらりとした鋳肌が魅力です。
一生ものとなって寄り添ってくれる存在
使うほどに南部鉄器の風合いをお楽しみ頂ける小丸。いつの時代にも気軽に使ってもらえるようにと価格も抑えられています。より日常に馴染むようにと思いを込めて、陸兆さんは「鉄瓶」ではなく「ケトル」と名付けたそうです。心を込めてお手入れしてあげることにより、一生ものとなってくれます。
鉄瓶を単に湯を沸かす道具として見れば、電気ポットに比べてメンテナンスが必要となり、手間のかかる道具です。しかし鉄瓶は水道水に含まれるカルキ臭を抑えたり、鉄肌に触れた湯を摂取することで、日常的な鉄分の補給にも役立ちます。また、鉄瓶は大事に使えば、長い期間付き合っていける道具。手間をかけるからこそ愛着へと繋がります。
面倒と思っていたことも日々の習慣となれば、大したことに感じなくなるもの。いつしか、お手入れそのものが大切な時間になったり、日々の行動も変わったり。モノと向き合う時間を与えてくれるのが鉄瓶の良さでもあります。
鉄瓶の使い方
1.初めてお使いになる時は、一度お湯を沸かして、それを捨ててからお使い下さい。
2.お湯を沸かす時は、必ず弱火でお使い下さい。
3.お湯を沸かした後は、水分をしっかり取るために乾かして下さい。鉄瓶の中に残ったお湯の温度が下がって、水になっていく過程で、鉄瓶を錆びさせます。
4.使っていくうちに、内側が褐色に変わっていきますが心配ありません。そのままご使用頂けます。
5.内側も外側もタワシなどで洗わないで、すすぐだけにして下さい。
6.熱した鉄瓶は相当熱くなっていますので、素手で触らないで下さい。
7.丈夫な素材ですが、高いところから落としたりしないで下さい。割れたものは元に戻りません。
南部鉄の特徴を活かす
江戸時代から人々に親しまれ、400年もの古い歴史を持っている「南部鉄」。その耐久性は高く、重厚でありながらもどこか懐かしさを感じさせるのが「南部鉄器」です。陶器や磁器の急須に比べて、格段に割れにくく、熱いものは冷めにくいというのが特徴。
南部鉄器を作る職人であり、デザイナーであった小笠原陸兆は、岩手県水沢市(現:奥州市)で鋳物業を指導し、その発展に多大なる貢献をしています。60年もの間、古典的な南部鉄器について、単純な形しか出来ないが大量生産がきく「生型」と製作に煩雑な工程と熟練の技を要する「惣型」の2つの技法を使い分け、生活に根ざした鉄器を生み出してきました。古典的な南部鉄瓶の技法を受け継ぐ一方で、シンプルでモダンなデザインの日用雑器の製作もこなし、そのプロダクトは高い評価を得ています。
サイズ | 直径16×高さ11(cm)(注ぎ口・取っ手含まず)
底面直径11(cm)サイズ |
重量 | 1.7kg |
容量 | 満水で約1L
(7~8分目が適量です) |
素材 | 鉄(南部鉄器) |
箱有無 | 有 |
対応機器 | 直火:◯
IH:◯ 電子レンジ:× オーブン:× 食器洗浄器:× |
1929年、岩手県水沢生まれ。
岩手県盛岡市の南部鋳物製作所「おがさわら」の代表で、JCDA(社)クラフトデザイン協会会員です。
水沢市で鋳物業を指導し、発展に多大なる貢献をしています。60年以上のキャリアを持ち、古典的な南部鉄器について、単純な形しか出来ないが大量生産がきく「生型」と、制作に煩雑な工程と熟練の技を要する「惣型」の2つの技法を使いわけ、生活に根ざした鉄器を作り続けています。古典的な南部鉄瓶の技法を受け継ぐ一方で、シンプルでモダンなデザインの日用雑器の製作もこなすマルチ鋳物師です。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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