ずっと使いたいモノ、置いてます。

消耗品ではないタイツ

タイツは、消耗品と捉えられやすいファッション小物。その結果もあってか、世界で生産されている数と同程度の数のストッキングやタイツがゴミとして埋め立て地に捨てられているのだそうです。こういった事実を知ると、自分が選ぶタイツの生産背景や、最終的にどうなるのかといったことも自然と考えるようになります。

今回ご紹介するのは、Swedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）のタイツ。どうしても破れやすかったタイツ・ストッキングに長く愛用できるよう工夫をこらし、環境問題にも解決策を提案する2人の女性が立ち上げたスウェーデン生まれのブランドです。

素肌にやさしく

Swedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）のタイツ 60デニールは、ブランドの中でもベストセラーアイテム。タイツ着用中に最も破れてしまいやすいつま先を補強し、それをデザインとしたタイツです。素肌に直接触れるインナーならではの配慮として、縫い合わせ部分はフラットシームになっています。

60デニールと季節問わず選びやすい厚みで、さらっとした肌触りから日々穿きやすいタイツ。ウエスト部分は優しくフィットするように編まれているので、締め付け感もあまりなく、一枚持っているとオンオフ問わず活躍してくれるタイツです。

Swedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）のタイツは、「ゼロ・ウェイスト」という、最初からゴミを生み出さないようにする考え方に沿って、ゴミを排出しないイタリアの施設で、リサイクル糸から編まれています。環境に配慮されたエコなタイツですので、女友達へのプレゼント、ちょっとしたプチギフトとしてもお選びください。

参加できる独自のリサイクルシステム

タイツ、ストッキングという使い捨てになりやすいものを作るからこそ、環境配慮へのこだわりを見せるのがSwedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）の考え方です。商品生産時も二酸化炭素排出量を抑え、自社工場は認証を受けたグリーンエネルギー（自然エネルギー）で稼働。染色過程で使用した水は、飲用水レベルになるまで浄化処理を行うなど、工程の細部まで配慮されたものづくりを行います。ストッキングの素材には、廃棄物から作られた何度も再生可能な高品質ナイロン繊維「ECONYL®」や「Q-NOVA®」を使用しています。

さらに特筆すべきは独自のリサイクルシステムです。一度人の手に渡り使われたタイツを回収し、スウェーデンやアメリカのリサイクル施設へ送ることで、新たな成分として生まれ変わるような仕組みを作り出しました。オイルタンクへと姿を変えたり、什器や、建築資材や家具の材料となったりすることで、姿を変えたタイツやストッキングがまた人の手に渡るのです。実際にご自身で郵送することもできるので、環境に配慮した活動をより身近に感じられるブランドです。

持続可能性とストッキングを結びつける

ファッション業界とは切っても切り離せない、ゴミの問題。流行というサイクルの中で、数回着用しただけで捨てられてしまうもの、そもそも手に取ってもらえなかったものが生まれてしまいます。環境問題とも言われる規模で、それらの問題に対しこれから向き合っていかなければいけません。その解決策として、持続可能なサイクルを作ったのがSwedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）です。

「LOOK GOOD, FEEL GOOD, DO GOOD（サスティナブルなだけでなく、見た目もよく、穿き心地が良いもの）」というコンセプトのもと、サスティナブルということは忘れずに、かつ見た人をわくわくさせるような穿き心地のよいレッグウェアを考え、発信し続けているSwedish Stockings（スウェーディッシュストッキング）。ブランドスタートの翌年、2015年にはスウェーデンで「影響を及ぼす新生企業」にも選ばれ、世界でも注目されています。