ずっと使いたいモノ、置いてます。

山折り、谷折り

TRICOTE（トリコテ）が手がけるのは、持つ人の心がウキウキと跳ねるような、そんな明るいテイストのアイテム。「モノ」が空間や装いを彩るというのは事実ですが、人の心までも彩るというのも、また一つの真実です。
ご紹介するのは、TRICOTE（トリコテ）の定番素材でもあるAIR KNITシリーズのひとつ、配色とシルエットが印象的なプリーツバッグ。素材や編み地、ハンドルに採用された木製ビーズと、細部までこだわりを感じる一品です。

ニットの可能性を追求　

折り紙のような山折り谷折り構造を持つプリーツバッグですが、実はこの編み地、試行錯誤の末に誕生したもの。色々な素材や様々な構造で試編みが繰り返し行われ、最も適切な素材と構造が見つけ出されました。ニットは洗濯すると伸びてしまったり、引っ掛けないように気をつける必要があったりと、取り扱いが難しいイメージもありますが、TRICOTE（トリコテ）の製品はその点の心配がいりません。ぎゅっと詰まったしっかりとした生地には、耐久性があり、引っ掛かりも少ない。さらにイージーケアできるよう撥水加工も施された、機能性に優れた「ニット」なのです。

ころんとしたコンパクトな見た目ですが、マチがたっぷり取られているので、お財布に携帯、ポーチも余裕を持って入ります。肌触りはさらっとしており、季節を問わず使える素材感というのも嬉しいところ。また、重みのある物を入れても伸びにくいため、沢山使用しても綺麗な形をキープできる、長くご愛用いただけるバッグになっています。

目を惹く配色とシルエットですが、普段の装いにもしっくりと馴染みます。お気に入りのいつもの配色は安心するけれど、たまには遊びを入れてみたい、そんな願いを叶えてくれるバッグです。シンプルなコーディネートの良いアクセントになってくれるTRICOTE（トリコテ）のプリーツバッグは、おしゃれ好きな人へのお誕生日プレゼントや母の日のギフト、クリスマスプレゼントにもおすすめしたいです。また、バイカラーで存在感がありますので、おめかしをした日のワンピーススタイルや着物と合わせてみるのも素敵です。

人の心までも彩る、ライフスタイルブランド　

TRICOTE（トリコテ）は架空の部屋をイメージし、暮らしを彩るアイテムを提案するライフスタイルブランド。元々代表である魚谷氏は靴下などのニット生地の開発に携わっていたのですが、そこから「もっと生活の中にニットというファブリックを取り入れたい」という思いが膨らみ、編み地の技術力やデザインを更に研究することに。そしてオリジナルで開発したい気持ちが高まり、このブランドをスタートするに至ったのだとか。

TRICOTE（トリコテ）が提案するのは、一本の糸から広がる可能性をテキスタイルに込め、日々の暮らしがより楽しくなるような、彩りあふれるアイテム。新しい機械にはできない風合い、残り少ない希少な織機を大切に、40年前からずっと使われている織機ならではの技術にもこだわって、様々なニットアイテムを制作しています。アイテムに合わせたニットの編機を使い、ストール・ソックス・ウエア・バッグ・帽子、さらに暮らしを彩る雑貨アイテム等、発信されるアイテムは多岐に渡ります。例えば、TRICOTE（トリコテ）が手がけるストールの製造に使われるのは、40年前から使われているイギリス、ベントレー社製のジャガード機。紙データしか読み込むことができない織り機ですが、年代物の織り機でないと出せない風合いを生かすために、デジタルデータを読み込むことができるようわざわざ改造して使うなど、新しい機械ではできないオリジナルの生地が編み上げることへのこだわりを感じさせます。あるいは、テープやフリンジを作っているクロセットレース機という機械を用いてオリジナルの紐を作ったり、手袋を編むためには形と絵柄のバランスを良くするためにあえて現代の編機を採用したり…。このように、糸の種類・編みの種類を組み合わせることでテキスタイルが無限に広がるという、技術とデザインの掛け合わせによって生まれるユニークなものづくりが特徴です。