和食器ならではの、アシンメトリーな形でムラのある焼き色がなんとも優しげな表情を見せてくれるTOJIKITONYA(とうじきとんや)の白化粧十草 6寸鉢。白化粧とは、色のついている陶土に白色の化粧土を塗る技法のこと。この方法で生成された器は厚みが増し、より「土もの」らしいやわらかな表情になります。白化粧十草 6寸鉢は、その白化粧の器に縁起の良い十草柄を一点ずつ手描きした、美濃焼の器です。
流通過程の中で失われていく優れた技術や製品、その産地に目を向け、陶磁器の価値を現代のライフスタイルに対して再提案するTOJIKITONYA(とうじきとんや)。「日用品として長く愛用できる陶磁器」をテーマとした地域に根付いたものづくりには、器たちに対する深い思いが込められています。
味わい深い、陶器のお皿
陶器は、優しくぬくもりのある食卓を作りますので、家庭料理の盛り付けにはおすすめの食器です。白化粧十草 6寸鉢は藍色の線模様と縁取りがアクセントになった、シンプルな器です。6寸は取り皿や複数を一緒に盛りつけられる大きさです。青菜やサラダ、漬物、煮物鉢、ちょっとした菓子鉢としても丁度良い万能なサイズです。一点一点手描きされた線模様が味わい深く、少し歪みがあることで全体に立体感を生み出し演出してくれます。
十草とは、トクサ属のシダ植物をモチーフに描かれた模様のことで、十草を使って金を磨くと光沢が増すことから、金運を招く模様として古くから親しまれてきた絵柄。縁起の良い柄ですし、和洋、無国籍料理まで、様々なメニューに相性が良いので万能な柄皿で、結婚祝いや引越し祝いを始め様々なお祝い事のプレゼントにおすすめです。
磁器と比べると扱いが難しいイメージのある陶器ですが、日ごろお手入れに気を配るからこそ、我が子のような愛着が湧いてくる器でもあります。吸水性があり、使用するうちに貫入が増えてきたりと、使い込むほどに変化が現れてより味わいが増すお皿ですので、「器を育てる」楽しみを是非味わってみてください。
やきものと向き合って
こちらの器は焼き物の産地、美濃のもの。湯呑みをはじめとする茶器、平皿や丼まで、私たちの暮らしに馴染みのある器全般を数多く産出しており、その出荷量は全国の約6割を占めるとも言われています。芸術品から食卓に並ぶお茶椀まで、現代の暮らしにとても身近な存在である美濃焼ですが、意外にもその存在を意識することは少ないかもしれません。特に、土岐市の駄知町(だちちょう)・下石町(おろしちょう)、多治見市の市之倉町の3つの窯場は、良質な陶土と豊富な水資源、窯を作るのに適した盆地などを背景に、古くから陶磁器の産地として発展してきました。
焼物産地においても昔ながらの技術や職人が急減している中、日本の食文化の歴史とともに歩んできた、陶磁器産業の優れた技術や製品を継承していきたいとの思いをもったTOJIKITONYA(トウジキトンヤ)。陶器の産地が多い東海地方を活動の拠点とし、地域の製造業者やデザイナーとともに新しい陶磁器製品を生み出しています。
使うほどに、素材や産地を身近に感じられる、TOJIKITONYA(トウジキトンヤ)の白化粧十草 6寸鉢セット。色褪せることのない、古くから愛されてきた日本の製品を毎日の暮らしにおすすめします。
サイズ | 幅約17×奥行き約17×高さ約55(cm) |
重量 | 一枚あたり:約286g |
素材 | 美濃 駄知/土物 |
生産国 | 日本 |
箱有無 | 有 |
対応機器 | 電子レンジ:×
食器洗浄機:× オーブン:× |
2007年、TOJIKITONYA(トウジキトンヤ)は、問屋業を営んでいた3社が地域の歴史や文化に育まれてきた素材を活かし、現代の生活に見合う良質な陶磁器製品を伝えていくという使命をもって始まりました。
焼物産地においても昔ながらの技術や職人が急減している中、日本の食文化の歴史とともに歩んできた陶磁器産業の優れた技術や製品を継承していきたいとの想いがあります。
また、TOJIKITONYA(トウジキトンヤ)は、活動目的から逸れることなく自らの製品に責任をもって製造を行うため、公的機関の支援や補助を受けず、生産者と消費者が近い距離に立って、日用品として長く愛用出来る陶磁器を提案しています。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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白化粧十草 6寸鉢セット
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