ずっと使いたいモノ、置いてます。

時計好きとビンテージ好きの心をくすぐる一点

ものづくりに厚い信頼を寄せられているイギリスのメンズブランドTENDERのデザイナーWilliam Kroll氏がデザイン監修し、アンティーク時計を蘇らせる日本人の職人技との協業によって誕生したオリジナルウォッチコレクション、GOLIATH。GOLIATHは、旧約聖書に登場するペリシテの巨人兵士”ゴリアテ”に由来し、大ぶりなケースを搭載したモデルです。今回はリニューアルし、さらに魅力的になった、腕時計 GOLIATH ORANGE JUICE QMD04をご紹介します。

1930〜60年代に存在した、カラーガラスを使った軍用懐中時計や腕時計をモチーフにしたGOLIASH ORANGE JUICE。なぜ風防に色がついていたのかというと、夜間戦闘の際に、月明かりやサーチライトなどの光を反射させないようにするためなのだそう。その当時はプラスチック製の風防でしたが、今回はミネラルガラスに色をつけることで強度を高めており、透明感のあるオレンジがまさに「オレンジジュース」をイメージさせてくれます。初期の自転車のダッシュボードの計器をイメージしてデザインされたGOLIASHとのギャップがなんだかお茶目さも感じさせてくれます。男性にはもちろん、女性が着けても存在感が抜群で、ギフトにも最適な一本です。

時計好きを唸らせるポイントが満載

イギリス軍が1939〜45年に軍用懐中時計をバーリントンやオメガ、CYMA社などに依頼して生産していた際、ブロードアロー（イギリス軍の印）とともに時計の裏側に刻印していた名前が、GSTP(General service time piece)。軍支給の時計といった意味で、GS/TPの名前はそこに由来しています。 1つ1つを探求するWilliam Kroll氏によるデザインと、アンティーク時計を知り尽くした熟練職人のものづくりによって、リューズの刻み、フロッグのネジ止めのケースまで、古いヴィンテージの機械を使用して全て1つの工場にて生産されます。裏蓋のGS/TPの刻印や厚みのある塗料を使用した文字盤も全て手作業によるものです。

貫通式のラグ、クッションケース、バブルバック通称フロッグバックは初期の航空計器用の時計をデザインソースにしています。針は60年代のユニバーサル・ポール​ルーターサブのデザインをサンプリングし、ケースは316Lステンレススチール製で側面と裏ブタはヘアライン仕上げ、ベゼルは鏡面仕上げにして立体感を出しました。大きくフラットなクリスタルガラスの持つ深みのある円筒状のケースは、初期の自動車のダッシュボードの計器をイメージしており、角度のついたラグは装着した際に時計を手首に近づけます。

QMD04の文字盤は直感的に時間を判断できるシンプルなデザイン。第二次世界大戦中にイギリス軍に納品されていたA.T.P（Army Time Piece）がベースになっています。12、3、6、9の数字が拡大されていること、10分ごとにマーカーがされていることが、時間の認識のしやすさに繋がっています。

マイ・ヴィンテージとなることを計算されたディテール

年月とともに深まる色合いまで計算された文字盤や、ケアを続ければ子どもに受け継ぐこともできる優秀な機械など、時計好きをくすぐるポイントが満載。ヴィンテージな雰囲気を楽しめるように、クオーツモデルには機密性を確保するネジ込み式リューズを採用し、秒針は搭載しない2針モデルとなっています。これまでに数多くのアンティーク時計を蘇らせてきた職人によるブランドですので、メンテナンス体制はもちろん整っています。

GS/TPはメンズブランドですが、女性が身につけてもとても魅力的に映ります。専用器具などが要らないエクステンションベルトなので、いつでも自由にサイズを調節でき、男女兼用での使用が可能です。

パッケージにはかつてイギリス軍が使用していた地図を配しています。時計好きはもちろん、道具にこだわる男性も納得の玄人好みの時計は一目置かれる持ち物になりそうです。


ベルト調節方法