ずっと使いたいモノ、置いてます。

丈夫だからこその経年変化

年月を経て楽しめるスニーカーを生み出すPRAS（プラス）から、より丈夫で実用を追求したスリッポンが加わりました。
シンプルなデザインで脱ぎ履きしやすいスリッポンは、どんなスタイルにも合わせやすく、春夏に重宝する一足。素足に靴下、パンツ、スカートと何にでも相性が良いのでいつでも選びたくなりますが、雨の日だけはつま先が汚れが心配。そんなスリッポンが雨でも履けるようになるほど頼もしいことはありません。

普遍的なものづくりを目指すPRAS（プラス）は、生地と加工を用いて、天気が崩れやすい季節のお出掛け時もスリッポンを履けるように工夫しました。もちろんプロダクトとしての見た目の良さはいうまでもありません。春夏から秋冬までたくさん履いて、それでくたびれてもその経年変化がかっこいいのPRAS（プラス）です。

履くと分かる、こだわり

なんだか懐かしさを感じさせるGRID DECK SLIPON 。
ユニバーサルシリーズで 『 普遍的独自性 』をテーマに、時を越えても色あせない普遍的なデザインの中に、PRAS的な要素をミニマムに加えることで新たな定番を目指したシリーズで、インステップ（足の甲）のカッティングが左右アシメントリーなのが特徴的なデザインです。

そして、PRAS（プラス）の特徴でもあるバルカナイズド製法により、しっかりと接着された本体と底は、素材が異なるのに自然な組み合わせ。縫製、ゴム巻き、インソールへのシルクスクリーン印刷など、一足一足が熟練の職人の手により作られており、その細やかな手仕事が履くたびに伝わってきます。足を入れると甲やかかとをすっぽりと覆ってくれ、底面は安定した作り。これだけ見た目がシンプルなのに、実はたっぷりとこだわりが詰まっている感覚を実感できます。GRID DECK SLIPONは、ワイズが広く甲が高いラストを使用しているため、欧米製のスニーカーよりも若干大きく感じられます。着用時のサイズ感はSHELLCAPシリーズとほぼ同じとお考えください。

ベンタイルウェザーとは

通常のデッキシューズと異なるのは生地。使用しているベンタイルウェザーは、冷たい海中でも生命が守られるようにと英国空軍パイロットの耐水服として開発された、世界でも最長レベルの綿繊維を使用して超高密度に織りあげた生地です。その織りの密度の高さと、天然の綿繊維の「水に濡れると膨らむ」という特徴により防水・撥水効果を発揮します。天然素材であるにも関わらず、防水性、防風性、通気性、そして耐久性を同時に確保しているのが、ベンタイルの最大の特徴。そんなベンタイルウェザーを使用したこちらのGRID DECK SLIPON VENTILEは、寒さを防ぎ、雨の日にも安心な心強いスリッポンです。履き続けることで経年変化も楽しめますので、自分だけのヴィンテージアイテムを育てていくような感覚を味わえることでしょう。

バルカナイズド製法による日本らしさ

製品の外見だけでなく、内面的な部分で日本らしさを訴えたいという「JAPANISM PRODUCT」を理念に掲げるPRAS（プラス）。内面的な日本らしさとは「真摯に素材と向き合うこと」や「繊細で愚直なモノづくり」といった、古くから日本人が心がけてきた、ものづくりの際の特質と考え、この特質を国内外に発信し、実際に製品を身につけてもらうことで共感を得ることが今後の日本に必要なのではないか、と考えたことがブランドの始まりでした。

また、一時的な流行りではなく、次の10年、そしてその先に続く普遍的なプロダクトを生み出していきたいという思いから、どんな服にも合うシンプルなスニーカーに注目し、バルカナイズドと呼ばれる日本的な製造方法を加えて発表されたのがPRAS（プラス）のスニーカーです。

PRAS（プラス）のスニーカーに採用されているバルカナイズド製法とは、スニーカー本体とソールを張り合わせる製法。スニーカー本体とソールの間にまだ固まっていない未加硫ゴムをはさみ、特殊な釜に入れて高温の圧力をかけながら硫黄、加硫剤を加えていきます。この「加硫」の工程において、靴底とアッパー（靴の本体）が接着し、キャンバスの本体やゴム底といった素材の異なる部品が一体化できるのです。

バルカナイズド製法によって長い時間をかけて作られたスニーカーのゴムは、伸びてもきちんと戻り、弾んだりしなやかに曲がるという本来の性質を持つようになります。そのため、足へのフィット感が非常に良く、蹴りだしもスムーズに行えるほか、底が剥がれにくいという特性が生まれます。また、スニーカー本体とゴム底の境目には、補強のためにラバーテープが巻かれ、横方向の動きにも耐久性を持たせているので、一足あればずっと長く履きこむことのできるスニーカーとして活躍してくれます。