ずっと使いたいモノ、置いてます。

愛着が持てる南部鉄器の朱肉池

瞼を閉じた愛らしい表情の四角いふくろう。一見オブジェにも見えますが、実は鋳物の朱肉池です。朱肉池とは朱肉を入れる入れ物のことで、近年はプラスチックの軽いケースにスポンジの朱肉がよく見られますが、オブジェとして飾っていたくなるデザインと素材感の朱肉池は、大事な印鑑を使うためのものとして相応しい佇まいです。また、劣化しにくい質の良い朱肉であれば自然と愛着も湧くはず。

炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）の朱肉池 ふくろう 角は、鋳物の重厚感がありながら、疎らな味のある色合いと凹凸の程よい肌触りからは素朴で優しい表情が感じられる朱肉池です。練朱肉で深い色合いが美しく、滲みや変色も起こりにくいため仕事で使う大切な書類への捺印でも安心。判子を収納するのに便利なスペースもありますので、普段はインテリアとして飾っておいて、いざというときにはさっと使える優れものです。

南部鉄器とユニークなデザインの組み合わせ

朱肉池 ふくろう 角の入れ物部分は鉄で作られた南部鉄器です。南部鉄器とは17世紀ごろから岩手県盛岡市と奥州市で作られてきた鉄鋳物のこと。道具としての丈夫さを十分に感じさせる質感や、手に持った時の重量感。そして使うほどに増して行く風合い。鋳物にはいろいろな魅力がありますが、この南部鉄器は水分に強くて錆びにくく、急須や鍋のなどの水を入れることが必須な道具が作られているほど。また、2代、3代と末長く愛用できるほどの丈夫さがありながら、デザイナーや職人たちの想いが直接伝わるような温もりある質感も魅力の一つです。

朱肉池 ふくろう 角は「不苦労」といわれ縁起の良い動物とされているフクロウがモチーフ。良い運気を入れるために玄関の靴箱の上に飾っておいて、配達が来た時にさっと中から印鑑を取り出し押印するのも良いですね。また、金運・商売繁盛のご利益もあるといわれていますので、仕事で使うデスクの上にこの朱肉池を常備しておくのもおすすめです。

暮らしの道具として使うほどに味わいを増す朱肉池 ふくろう 角は、焼き物やクラフトものが好きな人にはもちろん、男女問わずご使用いただけるデザインですので、就職や昇進、結婚祝いや、父の日や母の日のプレゼントとしても最適。大切に味わいを育てていただきたい朱肉池です。

工芸は素材を抜きに語ることはできない

デザインを手掛けたのは、日本クラフト協会理事長を務めるなど、デザインの普及につとめ地方産業と提携し新商品の開発も行ってきた馬場忠寛氏。機能面に優れた伝統的手技と先端技術で、生活文化の向上や新しい関係を構築することを心がけながら南部鉄器のデザインにも長く取り組まれ、作品の多くは1970年代に誕生しています。現在、当時と変わらぬ方法で再び製造され、馬場氏のユニークでモダンなデザインが現代の生活にマッチしています。

｢くらし｣を提案できる商品

伝統的な製法で日本の道具や模様を大切にしながらも、身近な動植物をデザインに取り入れて、ユニークでモダンなものづくりを行う炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）。クラフトデザイナー・作家と共に企画・制作し、和の道具にとどまらないインテリア性の高いアイテムたちは、老若男女問わず世界中の人から愛されています。
また、使い続けることで味わいが深まるものを作り出すことに力を入れているブランドでもあり、使用する素材や加工方法にもそのこだわりが感じられます。

そんな道具たちを生み出せるのは、使い易さや便利さだけでなく、使う人が「楽しい」と思えるかということに重きを置いているから。炭谷三郎商店（スミタニサブロウショウテン）は、美術工芸品や金属クラフトを通じて、心と暮らしが豊かになるような暮らしの道具を提案し続けています。