ずっと使いたいモノ、置いてます。

ふんわり、軽やか

ゆっくりと時間が流れるような雰囲気をモノから感じさせてくれる益久染織研究所（ますひさそめおりけんきゅうしょ）のガラ紡綾織りストール。ふっくらとした手触りと、懐かしいような素朴さがあるストールは、ほっとする安心感も与えてくれるあたたかみがあります。
しっとり柔らかな肌触りで、敏感肌の方にも安心してご使用いただけますし、コットンが好きな方にはこれとない気持ち良さを味わっていただけます。勿論チクチクしませんのでウールが苦手な方にもおすすめで、他にない質感に気持ちまで癒されるガラ紡のストールです。

夏は涼しく冬はあたたかい

生地は昔ながらのガラ紡機でゆっくりと紡がれたガラ紡糸100％の綾織生地。生成茶綿と黒グレー、どちらも落ち着いた色味をご用意しました。ユニセックスでお使いいただけるベーシックな2色で、ガラ紡糸を綾織にした表裏は、巻いてみると顔まわりに立体感が生まれます。
また、約220gと軽量でコンパクトに首元に巻けるサイズは薄くて持ち運びもしやすいので、季節の変わり目にお出かけ前に鞄に入れておけば、急な肌寒さにも安心。夏の紫外線対策や室内での冷房対策にと重宝し、気兼ねなくいつもの洋服に合わせられて印象に変化をつけてくれるストールですので、誕生日ギフトや母の日の贈り物としてもおすすめです。

時間をかけて丁寧に紡がれた糸から生み出された製品は、使い心地も抜群。肌触りはもちろん、お洗濯に強いこと、静電気を起こしにくいことなど、一年中快適にお使いいただけるのもコットン製品の魅力を感じます。使い込むほどに気持ち良く、洗えば洗うほど手放せなくなる質感で愛着がわく益久染織研究所（ますひさそめおりけんきゅうしょ）のガラ紡綾織りストールです。

空気を含むガラ紡糸の魅力

ガラ紡は戦後、物資や素材が不足していた時代に多く普及し、短い繊維の綿でも糸に紡ぐことができた、いわば「リユース精神」が育んだ紡績方法でした。西洋紡績機が発達してからは効率性が求められ、国内では姿を消していったガラ紡機ですが、益久染織研究所（ますひさそめおりけんきゅうしょ）は、コットンの良さを最も感じられる紡績方法としてガラ紡機に改良を重ね、長い繊維の綿でも紡ぐことができるように。この改良により綿に負荷をかけずにゆっくりと糸に仕上げていくので、ふんわりと空気を含んだ、柔らかくそしてあたたかい生地になるのだそう。

ガラ紡糸を使った生地表面を手で撫でてみると、かすかにぽこぽこと凸凹があり、空気を含んでふわふわとしています。ガラ紡だからこそ生まれる、西洋紡績機では感じられない独特の不規則性。それが実は肌にとても自然なものだということは、初めてこの製品に肌が触れた時に感じました。オーガニックコットンだということ以上に糸目がふんわりと触れて、肌に優しい。頰ずりしたくなるような心地よさを一度知ってしまうと、ガラ紡糸の虜になってしまいます。

大切に作り、使うこと

人の手で一本一本丁寧に紡がれた糸を素材にした製品を生み出す益久染織研究所（ますひさそめおりけんきゅうしょ）。人が人らしく生きて行ける世の中を目指して、人の暮らしと心を豊かにするものづくりを行うことを理念とするブランドです。大量生産大量消費の時代に疑問を感じ、丁寧にじっくりと時間をかけてものづくりを行い、大切に使うこと、なるべく捨てずに自然に還すこと。そして何より使い手によって心地良いことを念頭にしたものづくりを行っています。

ガラ紡糸の生産は、ブランド設立時からパートナーシップを結んでいる中国山東省で行われています。日本国内では気候の関係で長繊維種の綿の栽培難しいそうなのですが、信頼している農家のもと、これまでに一度も農薬や肥料を使ったことのない大地で栽培した綿は自然の恵みをいっぱいに蓄えて、私たちの肌に直接触れるものを作っています。