ずっと使いたいモノ、置いてます。

極度な薄さ、美しさ

わずか45gという軽さで首に巻いていることを忘れてしまうほどの大判ストールは、世界でたった5％未満しか取れないといわれている貴重な綿（わた）を使用したFukuda Orimono （福田織物）の光透けるストール。海風感じる静岡の地で生まれたコットンストールのことを知ると、その軽さの中に手にして感動、使って嬉しい6つのこだわりが詰まっていました。

1.軽くて柔らかい
2.シルクのような艶
3.カシミアのような柔らかさ
4.紫外線対策に役立つ
5.保湿性に優れている
6.自宅で洗えて衛生的

極限に薄くて軽い光透けるストール

そのふんわり感には、綿100％生地であることに驚きますが、肌への優しさも100％の誰もが安心する馴染みの良さがあります。糸は一般的なストールで使う糸の4分の1の細さの「120番手」という極細糸で、ふんわり滑らかな肌触りと光が透けるほどの薄さを実現したのはこの糸あってのこと。広げてみるとストールの向こう側がみえるほどの薄さです。
これほど細い糸は、織機にかけると切れてしまうため、大抵2本束ねて使用されるものですが、福田織物はその難題に取り組み、糸に負荷がかからないようにゆっくりと時間をかけて織り上げ、極細の糸を1本のまま織り上げることに成功したのです。開発から完成まで3年以上の年月をかけ、光に当て、風にそよがせたくなるような美しさの生地は、今では海外でも高く評価され高級ブランドへも提供するほどになっています。

清らかな水源を利用した色

また、シルクのような滑らかさと美しい発色は、良質な水源を利用した染色と技術によるもので、東京の染工場で職人の手で一枚一枚丁寧に染め上げられています。どれも美しく、その透け感を楽しめる色バリエーションには、私好みの色を選ぶ楽しみがあります。
また、UV加工を施さずとも、巻いた状態80％以上の遮断率で春夏には紫外線対策に役立ち、細い糸が緻密に織られた集合体は、しっかりと空気を含み保温力もありますので、秋冬にも活躍という一年を通して身につけることができる万能な一枚です。

実用性の高さ

さらに、普段使いに嬉しいのが、自宅で手洗い、アイロンがけもできる手軽さ。汗ばむ季節にも気兼ねなくお使いいただけて衛生的です。折り畳むとスマートフォンほどのサイズまでコンパクトになり、ポケットでも持ち運べます。これは外出中の交通機関や、商業施設、旅先などで体温調節にも重宝します。バッグ要らずで外出できてしまう簡素化される現代にポケットに仕舞える嬉しいストールです。

プレゼントにも最適

年齢問わず使いやすく、コーディネートの差し色になったり、顔まわりを華やかに飾るストールは、複数持っていると楽しめますので、いつまでも美しく素敵な女性でいてもらいたい方への贈り物や誕生日プレゼントにおすすめです。鮮やかな色からベーシックなものまでカラーバリエーション豊富なストールです。相手に似合う色だけでなく、身につけて欲しい色でもお選びください。一日中巻いていても肩が凝らないため、母の日のプレゼントにも。無難な無地のストールと思いきや手にして感動させてくれるFukuda Orimono （福田織物）の光透けるストールです。

未来を感じさせるテキスタイルを創ることを目指して

創業昭和39年のFukuda Orimono （福田織物）。静岡県掛川市は、綿を栽培するのに適したエリアであり、海が近く海風が運ぶ程よい湿度が機織りに適したことから、繊維産業が盛んになりました。長年生地を織る機屋でしたが、2002年、2代目社長により、糸の入手から企画・製造・販売までを一貫して手掛けるように。織物の技術は浜松で一番のメーカーで、自社ブランドのきっかけは、あるデザイナーから依頼を受けた150年前のアンティークの手織りのハンカチ生地（スイス製の100番手の極細糸）の再現から。今の織り機にかけられない課題、織れたとしても使って洗っていくと、捻れてていく状態になる点を古い織機を工夫して解決し、その薄い生地で自社ブランドも作ってみたいとスタートしました。

Fukuda Orimono （福田織物）のものづくりは、地球にやさしい、人に優しいをコンセプトしています。原料は安いものではなく、フェアトレードなものをなるべく多く購入して途上国の生産者たちを守りながら、自然環境の保全にも役立っているものを素材に選んでいます。産地の資源、職人達と、次世代につなげるものづくりを積極的に行い、産地や日本の繊維産業を継続するために、最低価格を守りながら産地の経済的な安定を目指してきました。また、自然環境に配慮した生産に取り組み、働いている人達の人権をも守りながらsustainability（持続可能性）を行っています。クリエーションは織機中心ではなく、テキスタイルにどれだけ向き合って考えた時間かが重要で、人が中心であること、未来を感じさせるテキスタイルを創ることをモットーとしています。