ずっと使いたいモノ、置いてます。

サイドゴアで素敵に履きやすく

手先の技術によって物を生み出すことを職業とする人=職人。
世界には様々な職人のものづくりがあり、使うプロの人たちがいます。そうしたモノに出会うと、様々な思い巡らせ、モノの良さを知りたいと向き合い、使うたびに愛着が生まれていくことがあります。今回ご紹介するラバーブーツもまたそうした製品です。

XTRATUF (エクストラタフ)のLEGACY DECK BOOTは、遥か遠くのアラスカで誕生した、昔ながらのバルカナイズド製法で作られている長靴です。
素材となる「ゴム」は、実はそれだけでは、手で簡単に切れてしまう程柔らかく弱い素材で、十分な強度を持つことができません。 XTRATUFの職人は、ゴムに強度を持たせるために、重いアルミのラストに、ゴムを手作業で貼り合わせ、高温の加硫菅と言われる窯の中で蒸し焼きにし、強い素材へと変化させています。
この製法は、身近なものでいうと、車や自転車のタイヤと同じ作り方で、それはとても大変な作業。まさに愛情を持った職人だからこそのものづくりなのです。また、アッパーの甲部分に見られる「凸凹とした線」は、補強を施した職人の技による証です。最近のおしゃれレインブーツには、こうした補強の凹凸をデザインとして取り入れることはありますが、 XTRATUFのLEGACY DECK BOOTは、きちんと機能として残した製品です。

中でも、LEGACYシリーズはトリプルディップネオプレーンという技術が用いられ、オゾンによるラバーの劣化に強く、通常のラバーより軽量でしなやか、フレキシブルな履き心地となっているのが特徴です。LEGACY DECK BOOTは、サイドゴアタイプで脱ぎ履きが簡単なだけでなく、良い意味で長靴らしさのないおしゃれなデザイン。ポリマーフォーム断熱材が組み込まれていることで断熱性にも優れ、気温がマイナス20度でも足を快適に保ってくれるほどの実力です。

100%ウォータープルーフは当たり前の事？

一般的な長靴でありがちの、経年劣化で起きる水の侵入も、XTRATUF (エクストラタフ)は独自製法により解決しています。そして、ラバーにはオイルを混入させ、海水などの塩分やカニや魚介類などが発生する物質、化学物質や汚染物質に対して高い耐性を発揮し劣化を防ぐという、海で働く人のために作られた長靴ならではの特徴があります。オイルは、保管時も滲み出ることがありますが、ラバーの劣化や乾燥を防ぐもの。気になる方は定期的に拭き取ってください。アウトソールは水場でも滑りにくく、安心して履くことができる設計で、極寒のベーリング海で漁師たちの命を守っている事で証明されています。

もちろん履き心地もきちんと考えられているのが、プロも愛用のXTRATUF (エクストラタフ)。長靴全体はソフトに仕上がっており、十分な強度とのバランスを保ち、アウトドアやレジャーなどゴツゴツとした足場で履くのに、信頼のおける製品となっています。インソールは、アーチサポート付きのクッションで、足と背中の疲労とストレスを軽減。爪先部分には比較的高いトゥスプリングが施されているので、歩行時のつまづきを減らし、歩きやすさと作業しやすい設計です。
手にすると少しずっしりとして感じますが、足をしっかりと守る為に必要な強度と安全性のもの。その重さは一度着用してしまえば気にならないようになってきます。（ただし、普段のお出かけには重さを感じる方もいますので、ご購入の際には、重量をご確認ください。）
軽い靴=良い靴という風潮が一時流行りましたが、実は一方的な面だけを注目してしまった考えで、良い靴とは、硬いところは硬く、柔らかいところは柔らかく作られ、適度な重さも足を守っているということも改めて感じるプロ愛用のラバーブーツです。

本格派ラバーブーツが活躍

本格的なラバーブーツは、日常の滑りやすい環境 (雨の日の駅のホーム、コンビニの床、マンンョンのエントランス、マンホールなど)で高いグリップを発揮しますので、釣り、キャンプ、カヌーやフィッシング、雪掻きや狩猟など幅広いシチュエーションでもお使いいただけます。野外レジャー用の本格的なラバーブーツには、なかなかおしゃれなデザインのものが少なく、探している方も多いのではないでしょうか。このように、エクストラタフのラバーブーツは、使う人のことを考えたものづくりで職人の手仕事と愛情を感じる道具と言える製品です。道具のような無骨さなのに、茶色がなんともかわいい見た目で、アウトドアレジャーを楽しむ男性へのプレゼントにはもちろん、女性にも履いていただきたいLEGACY DECK BOOTです。

アラスカの漁師に愛された靴

1950年代にイリノイ州・ ロックアイランドの工場で誕生したXTRATUFは、本格的なフィッシャーマンブーツとして漁師に向けてデザインされました。シェブロンアウトソールの高いグリップカは、濡れた甲板の上でその性能を発揮し、ネオブレーンラバーで作られるアッパーは、魚の油が内部に浸透することを防ぎ多くの漁師に愛用されてきました。その後、次第にアラスカのカニ漁やサーモン漁をする多くの漁師が着用し、いつしか『アラスカンスニーカー』と呼ばれるようになり、アラスカに住む多くの人々の日常から漁に至るまで取り入れられるようになりました。
アメリカのフィッシャーマンの道具に対する基準はとても厳しく、これまで多くの改良を重ねながら、クオリティーを確保し、品質に厳しい猟師たちから再び評価を得ている製品です。