ずっと使いたいモノ、置いてます。

頼もしい日用品

先人たちの知恵を共有し、使う人にも、ものにも、環境にも優しくありたいと願う、暮らしに密着したブランド高田耕造商店(たかだこうぞうしょうてん)。天然素材の特徴を活かし、職人の手によって丁寧に作り上げられた棕櫚(シュロ)製品は、数十年という長い年月をともにできるロングライフなデザインです。

ポット用と急須用のたわしがセットになったキッチン用セット1。
水筒やコップ、麦茶ポット、急須と、家で淹れる飲み物容器は、この2つがあれば便利です。35cmの長さのブラシは、深くて洗いにくいポット底の茶渋汚れも落としやすいヘッドの形。
急須用　ブナ柄は、「急須のような間口の狭い道具は、洗うのもおっくうになる方が多いのでは」との思いから誕生した小さな柄付きたわし。内側の茶渋をしっかり落としてくれます。
どちらも優しい手ざわりのブナの木をハンドルに使用し、握りやすい形に職人が加工した日本らしい気遣いが感じられるたわしです。その使い勝手の良さは、日々感じていた少しの不便が解決する頼もしい日用品で、洗い終わりは吊るしておけば水切れも良く、衛生的でいつも気持ちよく使えます。

数十年先まで使い続けられる

たわしは固いものというイメージが定着してしまっていますが、高田耕造商店の棕櫚たわしを手に取ると、繊維のしなやかさを持った、優しい手触りを体感することができます。もちろんコシもあるのですが、手に持った時のチクチクとした感じが少なく、手にも優しい使い心地です。もちろん、たわしですので、ある程度の硬さやコシを持ち合わせた素材ですが、一般的なたわしと比較してみると高田耕造商店のたわしは、棕櫚の優しさを感じます。

また、素材と手作りにこだわった高田耕造商店(たかだこうぞうしょうてん)のたわしは、ご自宅用にはもちろんギフトにも最適で、あると便利な暮らしの道具は、お渡しする相手を選ばず多くの方に喜んでいただけます。

棕櫚という素材

棕櫚を主な素材として暮らしに寄り添う道具を手がけている高田耕造商店(たかだこうぞうしょうてん)。棕櫚はヤシ科の常緑高木で幹を抱くように巻いている樹皮は腐りにくく伸縮性に富んでおり、たわしや箒をはじめとした様々な製品に使われてきました。

また、棕櫚は樹皮だけでなく、葉や花、実なども全て使われていたほど、私たちの暮らしに役立てられてきた植物。しなやかで高い耐久性があり、加えて水にも強いことが長く重宝されてきた理由なのです。

日々の暮らしに良質な棕櫚を

1930年頃から和歌山県で棕櫚製品を作り続けている高田耕造商店(たかだこうぞうしょうてん）。和歌山県は棕櫚の名産地として知られていましたが、時代とともに輸入品のパームヤシなどに取って代わられ、棕櫚山が減少してしまいました。伝統の棕櫚産業を守っていくためには、棕櫚山を守らなければならないという想いから、高田耕造商店は棕櫚山の育成プロジェクトを立ち上げ、良質な棕櫚の栽培を長い年月をかけて手がけています。

高田耕造商店はキッチン用たわしから体洗い用、掃除用箒など様々な製品を棕櫚で生産しています。厳選された良質な国産棕櫚は体洗い用のたわしなどに、耐久性が必要とされるキッチン用や箒にはコシのある輸入棕櫚を使用しており、適切な価格で良質な棕櫚製品を届けていくことにこだわっています。

現代では学校での子どもたちの掃除の機会も減っているといいます。同じものを使う次の人を思いやる気持ちを、昔の日本人は掃除で教えてきたのだと思うと、家庭で掃除を学ばせるにも箒は有効的ではないでしょうか。掃除当番のとき、好きな箒があったように、庭で塵を箒で巻き上げることが楽しかったように、段階を踏んで掃除から人を思いやる気持ちを養う機会にも繋がりそうです。