ずっと使いたいモノ、置いてます。

赤いコートで心も体もあたたかく

本受注会は終了いたしました。

身を暖めてくれるコートは、素材と縫製の仕方によって着心地の良さや暖かさが変わってくるもの。「ハマグリコート」と名付けられたblanket（ブランケット）のダッフルコートは、原料となる羊毛から細部に渡る刺繍までこだわり抜いた逸品です。今回は新たに色鮮やかな「RED」が仲間入り。正面から見えるボタンやフード・身頃から覗くハマグリ刺繍が際立って、可愛らしいコートに仕上がっています。

柔らかさ、軽さ、そして暖かさを

シンプルなシルエットのダッフルコートでありながら、手に取ると驚くほどの柔軟性の滑らかな肌触り。そして細部まで行き渡った製法のこだわりが光るのがblanket（ブランケット）のハマグリコート　RED（ダッフルコート）です。

ハマグリコート（ダッフルコート）はウールとカシミヤの混紡糸を使い、生地の表裏を同時に織り上げていく「二重織り」という手法を用いることで、とてもふっくらとした生地に仕上がりました。裏地が付いていない仕様ですが、高密度の生地が十分な暖かさを保ち、余分な生地がないことで軽く羽織りやすいコートになっています。柔軟性があり、体にフィットするしなやかな着心地が他では感じられない魅力。

「ハマグリコート」の名前は、フードや身頃の内側に施された三角形のハマグリ刺繍から。一見見えづらい小さな部分ですが、どこか懐かしさと可愛らしさを感じるワンポイントになっていて、脱ぎ着するたびに微笑ましくなるような、そんな刺繍です。ハマグリ刺繍は希少なミシンを使い、職人一人が全てを縫い上げています。手間を考えればロックミシンやパイピングを採用する部分ですが、あえてハマグリ刺繍を施すことで、生地の重なりを防いで着心地を保ち、さらに太い糸により強度を保つという工夫が凝らされています。

ダッフルコートに欠かせないトグルボタンは「シャトルボタン」と名付けられた、旧式の織機で緯糸を打ち込む際に使われる杼（ひ）と同じ丈夫な樫を採用しています。岐阜県のおもちゃメーカーで製作されたシャトルボタンは、一点一点が職人により丁寧に削られ、磨き上げられたもの。使えば使うほど味わいが増していきます。シャトルボタンにちょこんと載せられたブランドアイコンの羊が何ともチャーミングです。

コートの長さは膝〜膝上ほどまであり、下半身も十分に暖めてくれます。身長160cmくらいまでの方であればサイズ1〜2、160cm以上の方でしたらサイズ2〜4、男性には3〜5がおすすめです。細身に着たい、もしくはオーバーシルエットに着たいとなどお好みに合わせてお選びください。
冬は落ち着いた色のウェアでコーディネートをまとめがちですが、鮮やかな赤のハマグリコートを羽織るだけで見た目はもちろん、心も明るくあたたかい気持ちになりそうです。

尾州が育む毛織物

愛知県一宮市は伊勢湾に注ぐ木曽川を軸に広がる濃尾平野の環境を活かし、古くから毛織物業がさかんな地域。今では毛織物の国内生産量のうちの大半を占めています。blanket（ブランケット）の母体となる大鹿株式会社は、1922年に一宮市にて創業。もともとは機屋としてスタートし、現在では毛織物の生地生産問屋、生地生産から国内のブランドOEMも手がけています。

毛織物に関する豊富な知識と技術をもとに、定番として長く着用できるコートづくりを目指して生まれたのが、blanket（ブランケット）です。ブランケットのように暖かく、身近なもの。多くの人の温かみが伝わるもの。そんな想いが込められたblanket（ブランケット）のコートは一着一着が尾州産の上質なメルトン生地を採用しており、職人によって丁寧な縫製、刺繍が施されています。まるで手工芸のようにも思えるコートには着心地の良さだけでなく、着る人の心まで温めてくれるかのような存在です。