ずっと使いたいモノ、置いてます。

愛着が増すバッグ

普段のお出かけのときに使う「鞄」は、毎日組み合わせを変えて楽しむ洋服とは異なり、使い込みたくなる道具の一面も持ち合わせているように思います。「それ、どこの鞄？」と思わず聞きたくなるような鞄が揃うMARVELETS（マーヴェレッツ）の定番ライン、帆布トートバッグ DUZI L。パリで育まれたデザイナーの細やかな技巧と、ヴィンテージミリタリーの雰囲気、どちらも感じられる贅沢なトートバッグから、ＺＵＴＴＯだけの別注デザインが出来上がりました。
（ 一回り小さいSサイズはこちら ）

使い込むほどに味わいを増す

ツールバッグをイメージした形の【別注】帆布トートバッグ DUZI L。ワンハンドルの持ちやすい角バケツ型で、たっぷり物を入れられる見た目通りの優秀な収納力を誇ります。

職人が作る帆布バッグは、それだけでも丈夫でかつ経年変化を楽しめるものですが、ＺＵＴＴＯ別注は更に長く使う楽しみをプラス。通常品の持ち手は共布帆布ですが、レザー（牛ヌメ革）を巻いて耐久性を向上させました。タンナーにブランドオリジナルとして作ってもらったベジタブルタンニン鞣しの牛革にオイルがたっぷり入っており、使ううちにヌメ革特有の艶やアタリが生まれ、とても味わい深いエイジングが楽しめます。持ち手が汚れてしまう事態も防ぎながら、愛用すればするほど手にしっくりと馴染む使い心地が愛着へとつながるバッグです。
カラーは明るさもある華やかなINGIGOと、シックなBLACK。持ち手のレザーはどちらの色にも映えるようブラウンのレザーをセレクトしました。さらに、見えない部分ですが、バッグ口元の芯には4mm厚の牛ヌメ革が入っています。ワイヤーやプラスチックではなくヌメ革を使うことで、口部分がくたっとせずバッグの形がキープされる上、自然素材ならではのコシと馴染み感が生まれます。

バッグのメインスペースは、ファスナーで開閉する部分。そのメインスペースに区切られて、両端に2つのスペースがあり、鍵や定期など細々したものを入れるのに適しています。ファスナーを開けた状態でA4収納もできるサイズなので、カジュアルな通勤用バッグとしても。内側に開口部をとじられるフックもついているので両端のスペースに荷物を入れていても、鞄がぱかっと開いてしまうこともなく安心です。タウンユースからピクニックやアウトドアにもおすすめできる収納力。かといって大きすぎないので、活躍の場面も広いのが嬉しいところです。

表面には防水効果のあるパラフィン加工が施されており、その加工によって長年使い込まれたようなヴィンテージミリタリーの雰囲気に。ハンドルやショルダーの補強として使われているのは、ヴィンテージデニムに使われるような手打ちの銅製打ち抜きリベットを、ファスナーの持ち手には使うほどに味わいを深める牛革を採用。細部のディテールまでこだわり抜かれて作られており、MARVELETSらしい誠実な姿勢が見て取れます。

フランスで培った信念をバッグへ

MARVELETS（マーヴェレッツ）の創業者であり作り手である満田秀二氏は、母親がクチュールデザイナーだった影響を受け、服飾デザイナーとしてフランス、パリで活動していました。その当時、たまたま先輩デザイナーのバッグ工場を訪れた際に、革の魅力と加工の面白さに衝撃を受けたことが、後にMARVELETS（マーヴェレッツ）をスタートさせるきっかけとなります。服は通常多くの人の手を経て完成していくもの。それに対してバッグは、革を思う色に染め、ほぼひとりでもハンドメイドで仕上げることが出来る魅力があります。その魅力に惹かれた満田氏は、自身がよりバッグの製作に打ち込める岡山県に環境を移し、MARVELETSをスタートさせたのでした。

「時を経て、より深みを増すもの」「色あせて、より愛着の湧くもの」 。これが満田氏が考えるものづくりのコンセプト。ヨーロッパの人々はものを長く大切に使い、その価値が高まっていくことを知っています。こうしたヨーロッパ文化の影響を受けた満田氏によってデザインされるバッグには、時代に流されない、それでいて唯一無二の感性が反映されています。

型紙・縫製・染色・フィニッシングのすべてを満田氏が請負い、重要な部分は全て手作業にて行うMARVELETS（マーヴェレッツ）のバッグ。また、自然の力が時間の経過とともに表れていく天然素材や植物タンニン鞣しにこだわり、革のほか、麻やウール等の素材を組み合わせ、オリジナルレシピからなるフィニッシングを施しています。長年育まれてきた感性と技巧が絶妙に交わることでMARVELETS（マーヴェレッツ）ならではのアンティークのような雰囲気を持たせた独特の風合いを持つバッグを生み出しています。