ずっと使いたいモノ、置いてます。

バスクシャツを再解釈

気軽にフレンチカジュアルを楽しめて、通年着られる定番ウェア、バスクシャツ。長持ちする丈夫な素材と、年齢を重ねても素敵に着こなせるシルエットが魅力的なバスクシャツは、すでに愛用のものをお持ちの方も多いかもしれません。ベーシックアイテムを独自の解釈で追求するYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）から登場したのは、そんなバスクシャツを新たな視点から見直したWAVE COTTON バスクニット クルーネック WHITE/BLUE。度詰で編み立てたバスクシャツらしいタフな素材と、糸選びからこだわって作られた、ニットらしからぬさらりとした生地感はまさに唯一無二。YONETOMI NEW BASICらしいこだわりが詰まったバスクニットは、新たなお気に入りの一枚になってくれます。

日本の技術で作りあげる、バスクニット

WAVE COTTON バスクニット クルーネックは、米富繊維が糸から作り上げたコットン100％のニット生地で作られています。細いコットンの糸を何度も強く撚り合わせたウェーブ状の糸を、さらに目を詰めてしっかりと編み込んでいくことで、柔らかさを備えつつもニットのふんわり感とはまた異なるタフな生地感に。よく見ると凹凸のある生地になっており、ヴィンテージのような雰囲気のある質感になっています。

また、お洗濯に強いというのも普段着に嬉しいポイント。生地の段階で一度洗いをかけているので、ニットですが縮みを心配せずにご家庭でお洗濯ができます。バスクシャツというと着始めは硬いものも多いですが、YONETOMI NEW BASICのバスクニット最初から柔らか。ニットならではの伸縮性もあり、リラックスした着心地を実現しています。

さらりとドライタッチな生地は、素肌に触れても気持ちよく馴染む着心地。やや長めの袖丈なので、あえて捲って着ればこなれたコーディネートになりますし、インでもアウトでも着られる絶妙な丈感は、お手持ちのパンツやスカートとも相性良く、合わせるアイテムを選びません。汎用性の高いスタンダードなクルーネックなので、服の好みが変わったとしてもいつまでもワードローブに欠かせない存在に。日本のものづくりが好きな方、着始めから心地よいものを探している方、気兼ねなく長く着られるバスクシャツを探している方にお選びいただきたい一着です。

ニットの産地、山形から

山形県⼭辺町は、農家の多くが蚕を飼っていたこと、政府が農村の副業に羊の飼育を奨励したことによって、各家庭で糸を紡ぐなどして生計を立てていたことから繊維産業が発展した地域。一時期は数多くのニットメーカーが存在していましたが、海外での生産が増え工場の数は減っていったのだそう。そうした中、高度なニットテキスタイルの開発技術などを研ぎ澄ませながらセーターを編みつづけてきたのが、1952年創業の米富繊維株式会社です。

素材開発から商品開発、量産に至るまで山辺町の自社ファクトリーにて一貫して行っており、新しい素材があると聞けば先駆けて取り入れ、新しい製品づくりに積極的に励み、良いモノを、良い環境の下で楽しく明るく産み出したいとの思いから、編み立てコンピューターの1号機を導入し、日々様々なテキスタイルを開発してきました。全自動横編機が計43台と、日本一、世界でも有数のローゲージに特化した生産体制を誇ります。

創業者は「ニットは夏に着られない」という定説を覆すために試行錯誤を繰り返すこと2年、生み出したサマーセーターの製法を産地内で潔く公開したそうで、それまでのセーターと⾔えば秋・冬に限られ、操業も半年間だけであったメリヤス産業が年間を通して操業が可能となるなど大きな変革をもたらしのだそう。現在も、歴史と伝統にあぐらをかくことなく、表現方法を模索し続けています。そんなメーカーが、長年に渡って蓄積されてきた開発技術を駆使し、ベーシックを追求するニットプロジェクトがYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）。「ありふれたもののなかからどこにもない個性を編み出すこと」を目指し、ファクトリーだからこそ可能な気の利いたディテールやさり気ないアレンジを加えた、「新しい日常」に寄り添うベーシックを生み出しています。