日本を代表するプロダクトデザイナー渡辺力が、1970年に発表した「小さい壁時計」の復刻モデル。70年代、華やかな装飾の時計が多くある中で、余計な装飾を省きながら、強い個性を発揮したこの時計は、世界中の多くのデザイナーや建築家からも高く評価されていました。
直径約12cmと小ぶりなサイズで、レリーフ文字や針止めなど当時の雰囲気をそのままに、新たに型を起こし、デザインを見直して復刻生産された掛け時計です。
時計への情熱
この小さな時計は、立体的な文字が大きな特徴で、一体成形でつくられた立体文字が美しい影を作り出しています。レトロ感とまではいかないものの、独特の書体がどこか懐かしい雰囲気も感じるデザインです。凸状の数字が、小さいながらもインテリアとしても存在感を出しますので、お部屋のインテリアに合わせてカラーをお選びください。
一見すると普通のようでいながら、他の時計のデザインにはない計算されたデザインは、時を経て復刻していることに納得の製品です。
工業デザイン界の巨匠
デザイナーの渡辺力は、戦後日本のデザイン黎明期に革新をもたらしたパイオニア的な存在でした。1940年代にデザインがまだ一般的ではなかった時代に、デザインの原点、機能をデザインにした数々の名作を世に送り出してきました。時計のデザインは、渡辺力にとってライフワークといえるほどで、どんなに太い文字や針を使っても 見た目が軽やかでないといけないというデザインベースで、時代を超えても愛される時計を多く生み出してきています。
また、現代において日常の中で渡辺力のデザインに触れていることは少なくなく、時計以外にも、ホテル等のインテリア、椅子、家具などサービス施設や公共の場におけるプロダクトデザインにも数多く携わっていました。
『インテリア・デザインは、舞台装置のように「虚構」の世界に入り込むことも十分に考えられます。しかし舞台と役者のかもし出す空間と時間が観客にとって虚構を乗り越えた「何か」でなければなりません。虚構がみえみえではしらけてしまいます。』こうした言葉を残した日本が誇るデザイナー渡辺力。 101歳で逝去するまで生涯現役を貫いたデザイナーが手がけた渡辺力(わたなべりき)のアイテムには、しっかりと渡辺力の「 Riki 」というサインとデザインに対する情熱が刻まれているように感じます。
サイズ | 直径約12.2×幅7.2(cm) |
重量 | 約320g |
素材 | スチール、ABS樹脂、ガラス |
生産国 | 日本 |
仕様 | ステップムーブメント(秒針なし) |
保証期間 | 1年間 |
箱有無 | 有 |
1911年東京に生まれた渡辺氏。
東京高等工芸学校・木材工芸科を卒業し、母校にて助教授を勤めた後に、東京帝国大学(現東京大学)の林学科助手になりました。
戦後はフリーランス・デザイナーとなり、1951年に発表した「ひも椅子」で国内外から注目を集めます。
1957年には、代表作でもある「トリイスツール」などがミラノ・トリエンナーレでコンパッソドーロ賞を受賞。その他にも新制作協会展新建築賞、ミラノ・トリエンナーレ展金賞、通産大臣賞、毎日産業デザイン賞、グッドデザイン賞など、多数の賞を受賞しており、日本を代表するデザイナーの一人です。また旧東京ヒルトンホテルに始まり、10数のホテルを手がけた他、日本デザイン・コミッティー、JIDA、クラフトセンター・ジャパン、東京造形大学・室内建築科などの開設に深く関わりました。
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