ずっと使いたいモノ、置いてます。

1980年代後半のアーカイブから

首元の前立てを留める、一列に並んだボタン。ヘンリーネックの原点ともいえるHealthknit（ヘルスニット）から、性別問わず着られるクラシックな形、カラフルなカラー展開のスウェットが届きました。1980年代後半のHealthknitアーカイブカタログから生まれた一着です。

優秀なデイリーウェア

Healthknit定番ロングスリーブのデザインを踏襲しつつ、1980年代後半当時「スタンダードウェイト」と呼ばれた厚みの生地を採用した、クラシックスウェット ヘンリーロングスリーブ。ブランドの伝統でもある3つボタンのヘンリーネックや横向きのボタンホールも、当時のディティールを再現したもので、袖口のワンポイントがシンプルなスウェットのアクセントになっています。

素材は吸水性に優れたコットンと、速乾性・耐久性に優れたポリエステルの混紡素材でデイリーウェアとして選びやすく、さらに肌に当たる裏面は起毛仕上げのため肌当たりが優しい点も優秀です。一枚で着ても様になり、女性でしたらゆとりのあるサイズ感のため重ね着することもできるので、季節を選びません。

どこかレトロな雰囲気を感じさせる色鮮やかなカラーラインナップで、取り入れるだけで新鮮な気持ちになります。カラフルなスウェットは、肩に巻けば小物として手軽に色を取り入れられますし、肌寒さを感じたらすぐ着られるので、外出時の温度調節、朝晩の気温差が大きい季節に重宝します。どんなボトムとも合わせやすく、定番デザインがお好きな方におすすめしたい、まさにクラシックなスウェットです。

産地の歴史を辿る

着心地、耐久性にこだわり、普遍的なものづくりを行うHealthknit（ヘルスニット）は、良質な生地による心地よい肌触りと、ハードワークに耐えうる丈夫なウエアを作るブランド。フラットシーム、製品染めなど、変わらぬこだわりを持って生産されるウェアは独特の風合いやディテールを持ち、完成から100年たった今でも変わることなく愛され続けています。

西部開拓時代が終焉を迎えた1900年、テネシー州ノックスヴィルでスタンダードニッティングミルズ社の高品質アンダーニットウェアーメーカーとして誕生したHealthknit（ヘルスニット）。ミシシッピ川に面し、綿花産業の集散地として成長を続けていた良質な綿素材供給という好条件に加え、紡績、ソーイングまでの一貫した生産管理を背景に、世界中で最もスタンダードなアンダーウェアである3つボタンのヘンリーネックがHealthknit（ヘルスニット）から生まれました。旧き良き時代のアメリカでは、働く男たちのワークウエアとして愛用されてきたブランドです。