ずっと使いたいモノ、置いてます。

好きな一角が生まれる

S字フックのお気に入りってなかなか見つかりません。つまり、素敵だと思うS字フックを見つけたらそれは貴重な出逢いということです。東屋（あづまや）のS字フックは、形こそカーブしているものの元は真鍮の角棒で、それをS字の形に曲げて作られています。

ある空間の雰囲気を変えようとしたときに、家具を入れ替えることは難しくてもこういった小物なら手軽ですし、見逃してしまいがちな部分を変えられたという満足感も得られます。長く愛用する家具や、これからも住み続ける部屋の一角がより使いやすくなり、変化を感じられるはずです。また、いくつあっても困らない便利なS字フックは、ここにもかけられる、ここにも、と様々な場所にかけたくなるもの。それぞれを東屋のS字フックに置き換えるとなんだか気分がよく、小さな変化が全体の印象の変化につながると実感します。真鍮そのものの表情が緩やかに変化していく様子も、時間をかけてお楽しみください。

理由があるS字の形

真鍮 S字フック HOOK No.2は、一般的なS字フックと比べると、S字の中央部分が直線的です。この形状になったのは、もともとこのフックが東屋の衣桁（いこう）という衣類を掛ける家具にあわせて作られたためで、角張った木枠に引っ掛けた際、フックが揺れにくいようにといった配慮でした。

ただその形状は衣桁で使う用途に限らず、S字フックがより使いやすくなったとも言えます。S字フックが揺れてものを落とすことが減ったり、あまり揺らしたくないハンギンググリーンを安定して飾ることができたり、とちょっとしたストレスが解消されるからです。
さらに実際に使う人の目線で作られた部分として、フックの両端を少し外側へ反らせているため、ものが引っ掛けやすくなっています。細やかな配慮に日本のものづくりを感じさせる、小さな名品です。

何を掛けるかというと本当に様々ですが、例えば計量スプーンやピーラーといった小ぶりのキッチンツールだったり、鉄製フライパンなどの調理器具、ハンガーに掛けたコートやワンピースだったり。スカーフや帽子といったファッション小物も東屋の真鍮 S字フック HOOK No.2にかかっているだけで、店頭で飾られているように素敵に見えます。

サイズは4種類で、耐荷重はいずれも10kgを超え、大サイズは20kg以上対応できるので安心。サイズによって引っ掛けられる箇所の直径が異なりますので、どの場所で使いたいか想像しながらお選びください。いくつあっても困らないS字フックですから、サイズ違いで買い揃えるというのもおすすめです。

「もの」と調和した暮らし

創業以来、東屋（あづまや）は、信頼できる国内の手工業者と協業し、いくつもの生活のための道具を生み出しています。たくさんの「もの」に囲まれて過ごす私たちの暮らしの中で、いつも静かにそばにあり、毎日の暮らしに役立つ、そのようなものづくりを目指しています。

日本の素材と技術を活かし、細部にまでこだわった東屋（あづまや）が生み出すものは、日本の伝統を大切にしながらもどこか新しさがあります。古き良き日本の「道具」を現代にマッチさせるべくデザインを改めることにより、日本人が大切にしてきた道具に新しい風を吹き込んでいます。日本の良さを再認識させてくれるようなものづくりが、東屋（あづまや）の魅力です。