ずっと使いたいモノ、置いてます。

ZUTTOのエッセンスをプラス

ワークシャツとは、名前の通り作業中に着るためのシャツのことで、現代ではファッションアイテムの一つのカテゴリーとして存在しています。元々が作業着の用途であるが故に、がっしりとした丈夫な生地を使用し両胸にポケットがついているなど機能性、利便性を重視した当時のディテールを活かしたデザインのシャツが多いです。
今回ZUTTO（ズット）が目指したのは、ワーク感を大切にしつつもZUTTOらしさを感じられる大人のワークシャツ。ヴィンテージのディテールは押さえつつ、がっしりとしたハードな生地じゃなくても長く使えて愛着の湧くような優しい風合いの生地で、気軽に着られるようなシャツに仕上がりました。

ナチュラル×ヴィンテージ

使用したのは、コットンリネンウールを混紡した中肉のビエラ生地。起毛加工とウール素材によってふくらみと暖かみのあるルックスを持ちながらも、シャリ感のある天然素材らしいさらりとした風合いが特徴です。さらにワッシャー仕上げによってしなやかな柔らかさとリラックスした表情感をプラス。糸の状態で染色してから織り上げているので、無地ながらも独特な表情があるのも魅力です。天然繊維ならではの風合いが楽しめる、ふんわりナチュラルな素材感をお楽しみください。

ディテールは、昔のワークシャツによく使われていた仕様をいくつか取り入れています。パッと見て印象的なのが、左右でポケットのデザインが違う通称「ガチャポケ」。左は山ポケットと呼ばれる山型のポケットで、右は懐中時計をしまう用のウォッチポケットにペン差しがついた独特のポケットを配置しました。大抵のウォッチポケットは横向きにポケット口があるのですが、これは前屈みになった際に胸に閉まった懐中時計が落下するのを防ぐ為だそう。今では懐中時計を使用される方は少ないと思いますが、こういった背景を知るとなんだかワクワクしますね。

ボタンはワークシャツに多く使用されていた、猫目ボタンを採用。名前の通り猫の目の形をしたボタンで、形状的に表にボタンの付け糸が出ないので糸が擦り切れる事が少ないというメリットがあります。ヴィンテージのワークシャツに使用されることが多いですが、ミリタリーシャツでは今も使われることがあるようです。
首には衿のバタつきを抑える役割のチンストラップがついています。30年代以前のワークシャツやカバーオールに見られた仕様で、ZUTTOのコットンリネンウールビエラ ワークシャツは台襟を延長させたようなデザインのチンストラップを選びました。背中のヨークにはラウンドヨークを採用。曲線を描くことで、体を動かした際に負荷がかかるのを軽減する役割があります。両脇裾にはガゼットを付けていて、この小さなディテールがより一層シャツらしさを感じさせますね。

左の前立て裏にネームタグを縫い付けているのですが、これはユニオンチケットの代わり。ユニオンチケットとは「労働組合加入メーカーの証」で、前立て裏や裾の裏側などに縫い付けられていました。当時の労働組合が、作業着を選ぶときはチケットの付いたものを選ぶよう呼びかけていたため、労働者が作業着を選ぶ基準にしていたそう。70年代には消滅してしまったディティールですが、現代のワークシャツでもデザインとして取り入れるメーカーもあります。

カラーはベーシックカラーのIVORYとNAVYをご用意しました。どちらの色も合わせる服を選ばず使い勝手が良いです。前を開けて羽織として着用したり、ボタンを全部閉めて襟を立ててメンズライクな着こなしを楽しんだり、上からセーターを重ねてみたりと、いろんなスタイリングが楽しめるのが嬉しいですね。こだわりいっぱいでお届けするZUTTOのワークシャツを、クローゼットの一員に加えてみませんか？

日常のお洒落に

日々移りゆくファッショントレンドの中で、次々に生み出される新しいデザインを身につけて、『これからはもっと、ずっと良いと思えるデザイン、愛着のもてる服を求めていきたい』という思いに辿り着く方も多いと思います。そんな方々にも満足していただけるものを目指して 、ZUTTOのオリジナルウエアを製作しています。 日常の沢山のシーンで活用していただき、様々なコーディネートをお楽しみください。