ずっと使いたいモノ、置いてます。

SETTOの新たな定番

SETTO（セット）の定番商品であるMIDDLE シャツが、素材やデザインをとことん突き詰めてリニューアルして登場しました。

企画当初から一度もデザイン、素材を変えることなく展開されてきたSETTOの定番ライン。24年春夏から新たなスタートとし、瀬戸内を背景に表現方法を考え、SETTOを通して瀬戸内を感じてもらいたい。そのような想いから、長い時間の中で集まったたくさんのお声を参考に、さらに気に入っていただけるよう、生地、ボタンの素材、袖丈の長さ、身幅の広さ、全体のバランスなど修正を繰り返し、リニューアルに至ったそうです。
その中でも特に拘った点が素材で、テキスタイルメーカーを背景としているSETTOが長年培ってきたノウハウを活かし、SETTOが大事にしている「着心地」こそが SETTOの考える「上質」とし、そこに瀬戸内でのモノづくりを掛け合わせ、瀬戸内を感じられるような直観的で分かりやすい視点と、産地としての拘りを感じる視点を掛け合わせて完成されました。

リニューアル前のMIDDLE シャツ コットンも取り扱っており、こちらは50番手のドレスシャツに分類される上品で肌触りの良い生地を使用しております。

瀬戸内を感じる

使われているのは色と質感に拘ったSETTOオリジナル生地で、60番手の糸を使用した程よいハリのある先染めタイプライター素材です。生地の生産背景は、先染めで有名な兵庫県の西脇市。瀬戸内の海、そこに浮かぶ白い雲、爽やかで清々しい空を感じられるよう、SETTOのブランドカラーでもある青を中心にグラデーションでカラー展開されています。潔い白、曇りにもなる空のライトグレー、スカッと快晴サックスブルー、コーポレートカラーでもある落ち着きのあるブルー。それぞれ個性の感じる色味に仕上がっています。
肌あたりの良さと上質な着心地にするために、洗いをかけて細かなシワ感とシボを表現。その後、しっとり感を生み出すため、オイルに通すことで肌あたりの良いタッチに仕上がります。最後にそれぞれの工程が活かされるようゆっくりとテンションをかけずに乾燥することで、ハリのあるタイプライター素材が柔らかな表情を持った、しっとり滑らかな質感のシャツ地が完成しました。

ヒップラインが隠れる程よい着丈のオーバーシルエットのMIDDLE シャツ。後身頃にはギャザーを加えて立体感や可愛らしさをプラスし、サイドには大きめのスリットを入れることで体のラインを拾わないようにデザインされています。ふんわりとエアリーな抜け感が魅力的ですね。肩周りのボリュームも抑えめに作られており、シャツを着ると肩幅が広く見えてしまうという方にもおすすめで、体型を気にせず上手に着こなせるようなこだわりが詰まっています。

パートナーとなる服を

永く使われることを想定し、着心地の良い服を作り続けているSETTO（セット）。国内外のブランドへの素材提供で知られる岡山県・児島のテキスタイルメーカー、株式会社ジャパンブルーによって2014年から展開されているブランドです。

今ではデニムの聖地とも呼ばれる倉敷・児島は、かつて瀬戸内海に浮かぶ島でした。浅瀬を干拓し作られた土地は、米作りよりも塩気に強い綿花の栽培が盛んとなり、紡績業が発達。服装の洋風化が進み始めた戦前から学生服やジーンズを手がけ、戦後もアメリカのワークウェアブーム、ジーンズブームを経て、児島はジーンズの代表的な生産地となります。そんな歴史を持つ児島で、カジュアルウェアの生地を作り続けてきた株式会社ジャパンブルー。だからこそ出来る、説得力のある価値ある服づくりが今も続けられています。

SETTO（セット）の特徴は、素材の開発もデザインと捉え、テキスタイルの企画・販売で得られたノウハウをもとに糸、生地、色、形にこだわっていること。服を永く付き合うパートナーと考え、毎日の生活の中にある驚きや発見の喜び、楽しさを見つけながら、本質を大切にした服づくりを続けています。