ずっと使いたいモノ、置いてます。

毎日を心地よく調える

大量の情報を処理しなければならない現代において、日々が忙しなくなっている人が多いと言いますが、飽きさせることのない溢れる情報に時間は足りず、夜遅くまでスマートフォンを見てしまって目が冴えて眠れなかったり、日常のような夢を見たりして、気づけば脳が24時間フル回転状態になっていて疲れも溜まりがちです。

そうした今、改めて深い呼吸をすることは心身ともにリラックスできると座禅を行う方がいます。リラックスして心身を調えられると日本以上に海外でも人気の坐禅ですが、正しく座り、あぐらを楽に組める専用の座布が昔からあります。
座布は、もともとはお寺で僧侶が使うものでしたが、それを日常に取り入れられるようなデザインで、座ることで骨盤をサポートし最適な呼吸に導くのがZAF（ザフ）というクッションです。
慌ただしい日常の中に、5分の時間をつくる。クッションに座るだけという新習慣の提案です。

5分のリフレッシュ

ほんの5分、「なんにもしない」を始めるためのZAF。おへそを前に突き出すように背筋を伸ばしてZAFに座ってみる。だだそれだけで、自然なS字背骨を促し、ゆっくりと呼吸をする時間が生まれます。しっかりと骨盤が立つので、ヨガやピラティス、ストレッチなどにも使用いただけます。姿勢が気になる方や、足腰や膝の悪い方の正座イスとしてもおすすめです。また元々は、お坊さんが食事をする際などあぐらをかく場面で使うものですので、床座で食事をする方には内臓の位置を整えて消化を良くすることも期待できます。

フィット感が一番のZAF COVER

ZAFには利用シーンを想定して、素材が3種類ありますが、座った時のフィット感が一番のZAF COVER。
中綿に使用されるのは、東南アジア原産のカポックの木の実から採れる「パンヤ綿」という昔からの中材で、自然素材特有の防虫効果があるため、虫の出入りが多かった昔から寺院で好まれてきた素材です。みっちりと綿が詰まっていますので、へたらず、沈み込まない絶妙なコシのある硬さです。ただし、坐禅を終えた後は中綿が片側に寄りますので、座布の形を整えてからしまうようにしてください。坐禅の後は、座布はこねるように形を戻すのが作法。こねこねとゆっくり丁寧に行なってください。取り外し可能なニット素材のカバーは、抗菌防臭機能がついたインド産のオーガニックコットンを使用しており、柔らかな肌触りが心地よいです。

インテリアにも馴染むクッション

「ZAF」のクッションの特徴は、側面にヒダが付いた独特の形にあります。これは座ったときに、かかる体重に合わせて形が変化しやすいように考えられたもの。この合理的かつ人間工学に基づいた構造は江戸時代の禅僧が開発したもので、長く禅の世界で受け継がれてきました。

デザインのポイントにもなった日付と名前を書くネームタグも坐禅布団から取り入れたものです。坐禅は壁に向かって行うため、ツルツル頭のお坊さんは見分けがつかないため名前を書くのだそう。お寺などは寄贈されるものに日付が入ることがほとんどであることから、日付も記入できるようになっています。こうしたデザインは現代の暮らしの中でも嬉しいもので、ジムやヨガ教室に持って行ってもなくす心配がありません。健康志向の方への贈り物や、父の日、母の日の贈り物としてもおすすめです。

コロンと丸くてしっかりとした弾力のあるZAFは、インテリア性の高さと座り心地の良さからソファに置くクッション、床座の座布団としてもお使いいただけます。インテリアとしてであれば、色や大きさ、生地でお好みのものを選ぶもよし、瞑想用であれば利用する場所やシーンでお選びください。ジムや屋外に持っていきやすい大きさのZAF SPORTSや、サウナの熱にも耐えられるZAF SAUNA もご用意しています。

その他、坐禅と一緒に香りも楽しむのに最適なお香ZAF インセンス スティックは瞑想がより充実します。1本の燃焼時間は約30分、1箱で60日分ご使用いただけます。（中央で折ると約15分とおおまかな時間を計ることができますので、1日1回、15分程度の坐禅・瞑想を推奨しています。）

身体と心をととのえて"いま"を生きる

ZAF（ザフ）を手掛けるサカエ金襴（きんらん）は、創業以来寺院用にお坊さんの着るお袈裟やお寺の本堂に飾る幕、丸布団など、織物を加工した仏具を製造してきた仏具メーカーです。仏具産地富山県・高岡にあり、伝統的な製法で職人が作る座禅蒲団はトップクラスのシェアを誇ります。「人の『想い』を大切にするものづくり」を心がけ、伝統技術を受け継ぎながら、現代に生きるすべての人の心に寄り添った製品作りをしてきたメーカーです。

そんなサカエ金襴の2代目の竹澤さんが2018年にスタートさせたのが、坐禅用座布団のブランド「ZAF」。幼いころから、座布団をつくる綿で遊んだり、家業に親しみながら興味深くものづくりを見てきた経験や、自身の悩んだりした深刻な状況にあった過去の体験から坐禅を組んでみたことで、心が調うのを感じたことがZAFを始めるきっかけとなったそうです。

竹澤さんは、「坐布（ざふ）自体は江戸時代からある、坐禅の姿勢をサポートする伝統的な仏具で、仏教と聞くと構えるかもしれないけど、心を調える手立ては今の社会にすごく必要とされている。だからデザイン性のあるプロダクトを通じて、仏教や坐禅を広めていきたい」と語ります。禅は古来より人間が人間らしく、より丁寧に、いまここに生きている気づきを伝えくれるZAF。心を調（ととの）える方法として坐禅を取り入れてみませんか。