ずっと使いたいモノ、置いてます。

世界を旅したセイルクロス

風を受け、大海原を旅したヨットの帆が、新しい形になりました。トートバッグ CONCHIGLIA PICCOLINAは、使い込まれたセイルクロスを再利用し、職人の手仕事によって生まれ変わったトートバッグです。

コンパクトなサイズ感ながら、長財布やスマートフォン、文庫本などの必需品がしっかり収まる設計。セイルクロスならではの軽さと丈夫さに加え、金具やステッチのデザインが個性を引き立てて、シンプルながらも唯一無二の存在感を放ちます。白いバッグというと、使う際に汚れないように気を遣わなくてはなりませんが、リサイクル素材を使い一点ものとしてひとつひとつ異なる表情を持つバッグは、使っていくうえで避けられない汚れや傷も、このバッグの個性になってくれます。

海風も嵐も受け止めた素材

CONCHIGLIA PICCOLINAの魅力は、1970〜80年代に実際に使用されていたヨットの帆を再利用した素材にあります。長年、雨風や海水を受けながら航海を支えてきたセイルクロスは、驚くほどの強度と軽さを兼ね備えているのが特徴。その風合いを生かしつつしっかり洗浄し、新たなバッグとして形を変え、日常的に使える存在へとなっています。持ち手やショルダーまで船旅を連想させる丈夫なロープになっているのも面白いディテールです。

手触りは、しっかりとしたハリがありながら、使うほどに馴染んでいきます。ヴィンテージ特有のシワや擦れ感がバッグごとに異なる個性となり、まるで旅の記憶が刻まれているかのような風合い。さらに、金具のパーツにも再利用素材が使われており、アンティークのようにアクセントになっています。

コンパクトながら、日常の必需品がしっかり入るサイズ感。開け口にもマグネットが付いているので、飛び出しの心配もありません。ショッピングや散歩、旅行時のサブバッグとして、さまざまなシーンで活躍します。シンプルながらも個性的なデザインで、どんなコーディネートにも自然と溶け込むのも魅力のひとつです。

旅の物語を紡ぐブランド

RELATIONS DE VOYAGES（リレーションデボヤージュ）は、1995年にフランス・ブルターニュ地方の港町サンマローで誕生しました。創業者のPascaleとVincezoはカリブ海の小島で出会い、使い古されたセイルクロスに魅了されたことがきっかけで、バッグ作りを始めました。2001年、より質の高い革製品の製造技術と素材を求め、イタリア・トスカーナ州へ拠点を移し、本格的にブランドをスタート。ミラノトリエンナーレにも出展し、セイルクロスに加えて、強度の高い工業用の紙や再利用された金具など、環境に配慮した素材選びが評判を呼びました。

ブランド名の「RELATIONS DE VOYAGES」は、フランス語で「旅の物語」という意味を持ちます。ひとつひとつのバッグには、かつて大海原を渡った帆の記憶が刻まれており、それぞれ異なる表情を持つことが特徴です。ハンドメイドで丁寧に仕立てられたバッグは、使う人の手でさらに物語を重ね、年月とともに味わい深い風合いへと変化していきます。

持続可能なものづくりを大切にしながら、過去の素材に新たな命を吹き込むバッグは、旅すること、そして日々の暮らしを大切にするすべての人へ贈る、特別な一品です。