ずっと使いたいモノ、置いてます。

大地からの贈りもの

モロッコには、アラビア語の「Rassala/洗い清める」という言葉に由来するガスールという粘土があります。

雪を頂いたアトラス山脈のふもと、涼しく澄んだ空気が広がる砂漠があり、その砂漠の鉱山で、ロウのような艶を持つ、まるでビターチョコレートのような美しいガスールの粘土が採掘されます。肌につける粘土なので、今でも手作業で、良い鉱脈だけを選んで丁寧に、大切に採掘しています。その良し悪しは、技師達が、何と味を確かめて見分けるそうです。

採掘されたガスールの粘土は、一度水に溶かし、薄い板状に延ばします。北アフリカの少し強い日差しと地中海からの風で乾かし、小さく砕かれたものが市場でお目見えします。

ガスールは、自然の素材そのもので無添加。

使い方の基本は、水に溶かすだけです。ガラスコップなどにガスールを重さの1.6から2倍の水につけて、3分ほど置きます。そうするとガスールは、自然に水を含んで膨らみ、クリーム状になります。柔らかさで言えば、マヨネーズか、それより少し柔らかい固さのクリーム状が目安。

柔らかく溶けたら、軽くマッサージし肌になじませて下さい。強くこする必要はありません。マイナスイオンを帯びた粘土の粒子が、肌や髪の汚れを吸着し、プラスイオン化したカルシウムやマグネシウムといったミネラルが肌をしっとりとさせてくれます。洗い流した後は、きめのある滑らかな肌が現れるはず。

あとに残った上澄み液も、大切に。ミネラルたっぷりの自然のローションは、メイク落としにも手作り化粧品の基材にもなります。

サイズと形状は2種類ずつ。
まずはお試しからという方は、150gからどうぞ。お試し頂いた後、いいなと思って頂けた方におすすめなのは、たっぷりサイズの500g。ＺＵＴＴＯでは、モロッコで伝統的に使われているそのままの固形タイプと粉末タイプをご用意しました。固形タイプは、固形のまま、ガスールの2倍程度の水を加えてください。2～3分で水を吸収し、なめらかなクリーム状になります。粉末は、固形に比べ、よりなめらかな使い心地のため、粒子感が気になる敏感肌の方におすすめです。洗顔など、少量を早く溶かしたい場合は必要量を手のひらですぐに溶かすことができます。
ガスールは、洗顔、クレンジング、パック、全身の洗浄、洗髪、シェービングクリームなどにお使い頂けます。
パックにご使用の場合は、1週間に1回を目安にお使いください。

14世紀には、アラブの女性にポピュラーになっていたガスール。今でも現地の女性達は、ガスールにバラのエッセンシャルオイルなど様々なハーブを使って、自分専用の香りや効果のレシピを作り上げて楽しんでいるそうです。

今、環境にも身体にもより安全なものが求められ、様々な新しい素材が登場する中、地球そのもの、何よりもシンプルで、ベーシック、ナチュラルな存在である粘土（クレイ）。

本来の粘土は、生活を助け、身体を癒すもの。大地の贈り物を、肌で感じて下さい。