ずっと使いたいモノ、置いてます。

雨の日に咲く、ポピーとデイジー

ポピー(ケシ)とデイジーの花をモチーフとしたプリント柄の長傘。ブルー・パープル系の花柄は女性らしい、落ち着いた気品を感じさせます。
イギリスと言えば、タータンチェックやリバティプリントのイメージがあります。FOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）もイギリスの老舗ブランドらしく、リバティプリントを用いて、エレガントな傘をより一層引き立たせています。
傘生地にUVカット加工が施されていますので、晴雨兼用でお使い頂ける点は、嬉しい特徴です。

リバティとは、19世紀後半、ロンドンのリバティ百貨店の創始者が、ウィリアム・モリスをはじめとする多くの芸術家と共に、生活美術工芸品を創り出し、その中の一つがこのリバティプリントです。可憐で美しい花が特徴のリバティプリントは現代でも色褪せることなく女性の憧れです。

アンブレラ（傘）は、ラテン語のアンブラ（影）が語源で、元々日傘の事をさしていました。
その歴史は古く、紀元前1000年頃のエジプトでは富の象徴的なアイテムでした。雨傘を考案した第一人者は、英国の哲学者であり、旅行家であったジョナス・ハンウエイです。
1700年代中頃、彼は傘に油を染み込ませて、雨具としてそれをさし、ロンドンの町を歩いたそうです。世間からは変人として扱われ、当時それは一般に普及せずに終わりました。

1947年、小型パラシュートを製作していたFOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）は、パラシュートの残材ナイロンを利用して、世界で初めて化学繊維の傘を開発しました。FOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）が考案したU字断面のスチールフレームは世界基準となった骨組みの構造です。曲面のバランスは当たる雨を柔らかく受け止め、水滴を傘の外へと導くように計算されています。
耐久性の高い傘を作るFOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）は、傘の元祖として現代に残るブランドなのです。

年間の生産量わずか15,000本程で、ロンドン郊外にある自社工場で、木型による生地の裁断、ミシンによる縫製、メタルフレームの組み立て、各種自然素材のハンドルの加工など、その全ての工程が熟練した職人によるハンドメイドで行われています。

イギリスでは戦前まで傘を美しく巻くために、専門の職業があった程、巻き傘の美が重んじられてきました。他の傘と見比べると、確かに納得する美しさがあります。傘を持つ姿も素敵になるFOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）の傘。

雨の日や日差しの強い晴天の日も持ち歩くのが楽しみになるFOX UMBRELLAS（フォックスアンブレラズ）の傘です。