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夏だから、足元鮮やかに

夏に欠かせないエスパドリーユ。
足が蒸れやすい春夏に重宝する一足で、合わせる服を選ばないのもいいところ。スニーカーやスリッポンよりも足元軽く爽やかな印象にしてくれるアイテムが、フランス生まれのEspadrijl originale（エスパドリーユ・オリジナル）です。

天然素材の軽やかな靴

内側の足裏に当たる部分には、天然素材のジュートが丁寧に編み込まれています。甲と足回りにはキャンバスの素材が使われているので、履いてみると足が包まれる感覚と軽やかさを感じる作り。キャンバス生地で、普通の靴と違って靴ずれの心配が一切ありませんので、素足で快適に履くことができます。
アウトソールは撥水効果のある天然ゴム製で、普段使いのほか、海辺やプールサイドでの使用にもおすすめ。つま先がきゅっとすぼまっているので、足もとをすっきりと見せてくれるのも、嬉しいポイントですね。

エスパドリーユタイプの靴が生まれてから、長い歴史の中でファッション性の高さや高級路線が重視された時期もありましたが、Espadrijl originale（エスパドリーユ・オリジナル）は、製造当初のモデルが持つ、シンプルさとどことなく素朴な雰囲気も感じさせます。

レッドはビビッドな赤。一見合わせにくいかな、と感じるかもしれませんが、ジーンズや綿素材の服と合わせると、赤色がちょうど良いアクセントとなって一気にファッショナブルに見せてくれます。普段使いの靴にもう1足追加するなら、こちらの色がおすすめです。赤の足元は落ち着いたトーンの色目やシンプルな装いでも女性らしく仕上げてくれます。
また、海辺やリゾートに出かける時にも、コンパクトになるエスパドリーユなら、大きな荷物にもかさばることなく持ち運べます。

長い歴史を経た復刻デザイン

もともと船乗りや湾岸労働者の作業靴として知られていた、「エスパドリーユ」。靴底に編み込まれていたエスパルトと呼ばれるイネ科の草がその名の語源で、17世紀頃からヨーロッパ各地で愛用されてきました。エスパドリーユのシューズは、1960年代にスペインのカスタニエール社がイブ・サン・ローランのためにウエッジタイプを製作したのを機に世界中に広まります。その後も様々なメーカーやブランドがエスパドリーユの製造を手がけていましたが、1990年代頃から中国製品の台頭により、市場から一度姿を消すことになります。

少し時間が経過した2009年、Espadrijl originale（エスパドリーユ・オリジナル）は、高級路線でファッション性の高いエスパドリーユではなく、クラシックで昔ながらの製造方法を使ったフランス製エスパドリーユの復活を掲げ、誕生しました。ピレネー山脈の小さな村で生産されるEspadrijl originale（エスパドリーユ・オリジナル）のエスパドリーユは、手作業や昔ながらの機械を用いて作られています。耐久性の高いジュートと高品質のキャンバスを組み合わせ、またアウトソールには天然ゴムを使用。通気性が良く、クッション性もあるので、疲れにくく、ヨーロッパでは室内履きや夏の靴の定番として知られています。時を経てもなお、伝統的な製造方法で、大量生産では実現出来ない高品質を誇るEspadrijl originale（エスパドリーユ・オリジナル）のエスパドリーユです。