有田焼は400年の歴史ある日本の代表と言える焼き物で、今世界のデザイナーも注目する日本の焼き物の一つです。
歴史は17世紀にさかのぼり、豊臣秀吉の時代、磁器は中国雨から輸入されたものしかありませんでしたが、戦後千利休の影響で、茶の湯に関心が高まった秀吉は、朝鮮出兵に出向いた佐賀藩主の鍋島直茂に朝鮮の陶工を数名連れて帰らせ、その後の1616年、有田では良質な土が採れ、急速に発展しました。1650年代には、ヨーロッパに輸出されるようになり、「IMARI」と呼ばれ、高い価値が付いていきました。
そうしたことから、佐賀県有田町は、いろんな窯元と商社が集まっている古い焼き物の町として発展していきました。現在は、海外のデザイナーや、一流シェフが有田焼きへ関心を寄せています。それは、和食文化の広がりでもあり、また、繊細な日本料理を飾る美しい器であるからなのでしょう。
李荘窯業所は、伝統性を重んじた平成古伊万里と評される染付から形状やテクスチャーにこだわったモダンな作品まで幅広い作陶を行っている有田焼の窯元です。
李荘窯の器は、機械ロクロや圧力鋳込などで、型で成型し、その後、絵付け師によって、細く繊細な線が描かれ、ダミ師によって、大きな筆で、呉須と呼ばれるコバルト色の下絵の具を生地に染みこませながら絵付けしていきます。その後、釉薬をかけ1300度の窯で焼成します。
李荘窯のそば猪口は、愛され続ける伝統的な絵柄。古伊万里などの柄をそのまま写しつつ、古典の中にも「李荘窯」らしさを加え、美しい染付の器です。蕎麦に用途を限らず、おしゃれな喫茶店のようにコーヒーカップや、アイスクリームカップ、スープを入れたり、いろんな用途で出番を作ってお使いください。李荘窯は、いつでも食器棚の中で一番手前にあるようにという願いをもって器を作ります。
気づいたら毎日使っている食器になってほしい。「人の手を通したぬくもりのある食器」をテーマに、有田焼の特徴を活かし、現代の暮らしに合うような器を提案する李荘窯は、400年前のちゃぶ台で食事をしていた時代からテーブルへと変わった現代に新しい有田焼をモダンにして作ります。
明治の終わりが始まりの李荘窯業所。初代の寺内信一は工部美術学校でイタリア人のラグーザ教授より美術彫刻を学び、
明治15年に卒業した後、瀬戸や常滑、有田、中国などで各地で美術の教育者を歴任し、明治31年に、李荘工房と名付け、観音像、置物や帯留めなどの製陶業として始まりました。そして、戦後の昭和33年以降、家庭用食器づくりへと転向してきました。現在は、デザインを学び、古伊万里焼に出会い、李荘窯の後継者として、平成古伊万里の基盤を作りながら、4代目が継承しています。
洗練された美しさに進化した李荘窯の器は、白磁に藍色の美しい染付を行い歴史の趣と人の手のぬくもりを感じさせてくれます。李荘窯は、いつの時代にも人の心を動かし、惹きつける日本ならではの美しいものを見る目を養わせてくれるような窯元です。
サイズ | 直径約8×高さ6.5(cm) |
重量 | 約178g |
容量 | 約200ml |
素材 | 磁器 |
特徴 | 有田焼・伝統工芸品 |
生産地 | 佐賀県西松浦郡有田町 |
箱有無 | 無 |
李荘窯(りそうがま)は、昭和5年より作陶を始めた窯元です。開窯当初は、観音像や置物、帯留等を主に製造していました。
昭和33年11月より社名を有限会社李荘窯業所と改め、家庭用、業務用食器を作り始めて現在に至ります。
四代当主「寺内信二」は李荘窯の後継者として家業を継ぎ、陶技を研鑽を重ね古染付で平成古伊万里の基盤を作り、専門各誌に取上げられ望外の評価を受けています。
時を経てなお新鮮で、むしろモダンな古伊万里の魅力を白磁と藍色の染付で創り続けている李荘窯(りそうがま)です。
李荘窯(りそうがま)を含む、有田焼は400年の歴史ある日本の代表と言える焼き物で、今世界のデザイナーも注目する日本の焼き物の一つです。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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