砥部焼(とべやき)は、愛媛県伊予郡砥部町が産地で、日本各地の有名な焼き物に比べると、華やかさはないものの、あたたかみのある厚手の白磁の磁器で、多くの人から支持され密かに人気の焼き物です。
230年の歴史ある砥部焼は、緑美しい山に囲まれた愛媛県砥部町で、安永6年(1777年)から石くずを使って磁器の生産をしたことから始まりました。原材料は陶石で、焼成温度は一般的に高く1300度前後で、素地は細かく高温で焼くためしっかりと硬くなります。原料に鉄分が少ないことが、美しい絵付けが映えるなめらかな白い地肌が特徴と言われています。
愛媛県伊予郡砥部町は、良質の砥石、伊予砥の砥石屑を原料として窯業が発展してきました。
その特徴といえば、
・やわらかい白磁のぽってりとした雰囲気
・手描きの藍の染付
・丸みのある縁
これらは、砥部焼といえば、思い出す姿かたちで、同じ白磁の磁器で有田焼にある品のある白さよりは、少し土物っぽい、素朴さあたたかみが人気です。
また、安定感のあるどっしりとした重みは、丈夫である安心感もあり、気兼ねなく重ねておいても割れにくいように作られ、頑丈で実用的なのも砥部焼の人気の理由です。
こうした特徴から、日常食器に気兼ねなく使える砥部焼は、長年人々に愛され、戦後には、柳宗悦やバーナード・リーチなどの民芸運動の活動家に評価され、認知されてきた歴史があります。
1976年には国の伝統工芸品の指定をうけ、現在も100近い窯元が残っており、手作りと手描きの伝統を受け継ぎ、現代の食卓に合うデザインで進化し続けている焼き物です。
そうした砥部焼の中でも、中田窯は、独特のあたたかみが増している器を作ります。それは、中田窯の特徴でもある鉄粉にあります。白磁は、一般に真っ白であればあるほど良しとされていましたが、この鉄粉を取り除く作業というのは大変時間を必要とします。中田窯では、この鉄粉をあえて残すことで、砥部焼の中でもさらに独特の雰囲気の器を生み出しました。鉄粉は、焼成時に酸化し、焼き上がりには黒く小さな点々になって出てきます。それがまた、味わい深く、素朴であたたかな砥部焼の魅力をより高めています。
どこか北欧のデザインとも相性が良さそうな雰囲気もある中田窯のお皿から中皿の7寸皿をご用意しました。
和食器では寸という単位を使われますが、1寸は3cmです。
7寸は、直径21cmと、日常にご飯とお味噌汁とメインのおかずにこのお皿がちょうどいい大きさなのです。少し深さもありますので、多少の汁気のある料理にもお使いいただけます。
縁付きのお皿というのは料理を持った時にもその文様が見えるのも食事を盛りつけた器を楽しむことができます。
毎日の食卓によりあたたかみのある時間にしてくれそうな中田窯の器は、新生活のプレゼントを始め、結婚祝いや引越し祝いにもおすすめな一枚です。
サイズ | 直径約21×高さ4(cm) |
重量 | 約588g |
素材 | 磁器 |
特徴 | 砥部焼・伝統工芸品 |
生産地 | 愛媛県伊予郡砥部町 |
箱有無 | 無 |
対応機器 | 電子レンジ:○
食器洗浄機:○ オーブン:× |
中田窯(なかたがま)は1974年に砥部町に設立。1986年には窯元のなかった砥部町の隣の旧広田村に移り、後継者育成の指導に当たるなど、地元の産業の活性化と雇用育成も力を入れながら、見て使って触って楽しむ食器づくりを行い続けています。
中田窯(なかたがま)を含む、愛媛県伊予郡砥部町で作られる砥部焼は、約230年前に伊予砥石(といし)のくずを利用して磁器を開発したのが始まりです。
日常食器に気兼ねなく使える砥部焼は、長年人々に愛され、戦後には、柳宗悦やバーナード・リーチなどの民芸運動の活動家に評価され、認知されてきた歴史があります。
1976年には国の伝統工芸品の指定をうけ、現在も100近い窯元が残っており、手作りと手描きの伝統を受け継ぎ、現代の食卓に合うデザインで進化し続けている焼き物です。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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唐草 7寸
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