ずっと使いたいモノ、置いてます。

雨と白い靴

水を通さず空気を通すという、レザー素材から独自に開発したTRAVEL SHOES。アウトソールはゴムの配合からビブラムソールで別注されたものを使用しています。トゥに横一線のラインが引かれたストレートチップといえばフォーマルなデザインが魅力ですが、実は雨の日にも履けるという頼もしい一足です。

端正な顔立ちと、頼もしさ

レザーシューズにもかかわらず雨に強いその秘密は、革の加工にあります。染色時にフッ素樹脂を繊維にからませることで強度と防水性を増しながら、表面にも防水加工を施したソフトな革を使用。水を弾く一方で、空気は通し通気性を保つという、雨の日の足元にうってつけの性質を実現しています。さらに、靴紐はゴム素材を使用しているので、紐を解かずに脱ぎ履きが出来るという嬉しい配慮も。

アッパーだけではなく、足裏のソール部分にも余念がありません。ソールは、数々のシューメーカーから厚い信頼を受けるソールメーカー、vibram（ヴィブラム社）のものを使用。ヴィブラムソールは過酷な環境に耐える登山靴から発展したゴム素材のソールで、高い耐久性・グリップ性を誇ります。

TRAVEL SHOESは、旅の持ち運びにもぴったりな、布製の巾着ケースに入れてお届け。トランクの中にこんなにも素敵な靴が入っていたら、旅先への移動も心軽やかになりそうです。

降っても晴れても

一般にレインシューズというと、ラバーのサイドゴアブーツやエナメル素材のフラットシューズを思い浮かべますが、いずれも雨の日のためだけのシューズになりがちです。対して、このTRAVEL SHOESは雨の日も晴れの日も境目なく日常の装いに取り入れることの出来る機能とデザインを兼ね備えています。マニッシュなストレートチップシューズですが、すっとしたフォルムはどこか女性的な美しさもあり、ニュートラルな存在感を放ちます。シンプルなパンツスタイルにはもちろん、スカートとソックスに合わせてフェミニンに装うのも素敵です。

目指すのは、「30年後も履きたい靴」

ブランドを立ち上げたのは、デザイナー兼オーナーである前田洋一氏。オーダーメイドの靴職人であった父親の影響を受け、幼い頃から靴作りへの憧れを持ち、早くから靴業界に身を置いていました。靴を人の手に届けるための様々な仕事を経て、企画に携わり靴作りを学びます。そうした数々の経験を経て生み出されたのが、シューズメーカーchausser（ショセ）です。ブランド名はフランス語で「履く」という意味。東京を拠点にして、現在世界7ヶ国で展開されています。30年後、古着屋さんでchausser（ショセ）の靴を見たときに、履きたいと思ってもらえるような、時代に関係のない普遍的な靴を作りたい。そして、手入れをすれば「30年履ける靴」を目指したい。そんな想いから、ずっと履きたくなる靴作りを目指しています。

chausser（ショセ）の靴は、大量生産を目的として作られていません。量産品にはない暖かみと愛敬のある靴。職人の手を離れても、身につける人と一緒に時を経ることで幾重にも味わいが増し、やがて唯一無二の存在へと昇華していく。それが、chausser（ショセ）の靴の魅力なのかもしれません。