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ガンジーならではの編み目を楽しむ

何十年、何百年と作り続けられている製品は、その長い時間が品質の高さや長く使える魅力を証明していると言えます。漁師を寒さから守るために、16世紀から作り続けられてきたガンジーニットウエアもまた、その長い年月が多くの人々に愛用されてきたことを物語っています。

細やかなメリヤス編みの身頃、美しい編み地が目を引く襟や袖口、そして胸ポケットがワンポイントになっている、GUENSEY WOOLLENS（ガンジー ウーレンズ）のLADIES クルーネックニット。しっかりと編み込まれたボディ部分は風や雨から身を守ってくれ、波の飛沫をも防ぐという昔ながらのガンジーニットウエアの良さを継承しています。袖と身頃をつなぐアームホールは、あえて狭めて作られていることで、腕を動かしやすいようにと配慮されています。また、袖下に付けられたマチは動くときに邪魔にならず、腕を下ろしている際にはマチが折りたたまれるので、アウターを羽織りやすいという利点があります。海での仕事着として使われていたガンジーニットウエアは、随所に機能性の高さが隠されています。

袖のリブはロープや船のはしごを、肩の接合ラインはロープを、そして袖ぐりのガーター編みは浜辺の波を表現するなど、一枚のニットウエアながら、様々な編み目が楽しめるLADIES クルーネックニット。それぞれに意味が込められた編み目は、ウエアを着た漁師が海難事故に遭った際に目印になるよう、ニットを編んでいた各家庭のオリジナルの模様に由来しています。

カジュアルに着ることの出来るLADIES クルーネックニットは、一枚持っていると便利な存在。首まわりは狭めに作られていて風を通しにくく、それでいて身頃や袖周りは窮屈に感じないので、普段着として重宝します。アウターを羽織っても、ちらりと見えるガンジーならではの編み目が素敵です。

1976年の創業以来、オーセンティックで伝統的・高品質なガンジーニットウェアを伝統的手法と近代的設備を用いながら、作り続けているGUENSEY WOOLLENS（ガンジー ウーレンズ）。ガンジーという名前の由来は、イギリスとフランスに挟まれたガンジー島から。もともとガンジー島では、過酷な海で働く漁師たちが丁寧に編み込まれたニットを愛用ししていました。そのガンジーニットウエアは16世紀から作られていたと言われます。17世紀には世界的に名を馳せ、エリザベス一世やスコットランドのメアリー王女など、ロイヤルファミリーにも愛用されるようになりました。1867年には、カナダに駐屯する英国兵の防寒着に選ばれています。

ガンジーセーターの特徴は、アームホール付近や裾に施された独特の編み模様。フィッシャーマンズセーター（漁師たちの防寒服）の原型とされており、ウールの1本1本が絡み合い、空気を保つ事によって高い保温効果を発揮します。さらにこのウールにはウエアの30%の割合の水分を含んでも、湿気を感じさせない性質があります。その高い保温性は、強い風や波しぶきから労働者を守るには欠かせない条件だったと言われています。素材はGUENSEY WOOLLENS（ガンジー ウーレンズ）仕様に紡績した、100%天然のブリティッシュウールを使用。伝統的な「Guernsey Way（Guernseyの手法）」で縫製されており、唯一無二の保温性、持久力、そして優れた着心地を持つニットウエアです。伝統的なパターンやディテールを継承しつつ、現代のフィッティングに合わせた作りは、高い技術力と伝統に裏付けられています。