ずっと使いたいモノ、置いてます。

軽やかさをまとう

さらりとした薄手のストールは、くるくると首元に巻いても、大きく広げて肩から羽織っても、どちらも様になるお洒落の必須アイテム。何枚あっても嬉しいストールですが、毎年定番で使えるようなシンプルさがあって、それでいてどこか捻りの効いたデザインを感じさせる1枚があれば嬉しいですよね。

カシミヤならではの上質さ

ストール Wispy Luccaは、春夏シーズン向けの大判ストール。カシミヤは冬の素材と思いがちですが、実は極細糸で薄く織り上げると、さらりとした質感が素肌に心地良い1枚に仕上がるのです。

冬のカシミヤマフラー、ストールといえば毛織物独特の艶感が魅力ですが、極細糸で織り上げた春夏向けの生地にもカシミヤならではの際立った上質感があります。手に取った時に感じるのは、まずその軽さ。まるで風をまとっているかのような軽やかさです。広げると大判ですが、バッグの中に仕舞う時はかさばらないので、気軽に持ち歩くことが出来るのも嬉しいポイントですね。ブルーを基調としたクールな色合いの「Denim」、女性らしく柔らかな印象に仕上がる「Pink」の2カラーをご用意しました。光を受けると、柔らかく反射しさりげない艶を感じさせるカシミヤのストール。ドレープを作るように軽く折り、柔らかくゆったりと首周りに巻くととても品良く仕上がります。スカートやスーツにはもちろん、シャツとジーンズというカジュアルな装いにも違和感なく馴染みますよ。

スコットランドで続く織物

1866年、アレックス・ベグ氏によって創業したBEGG&CO（ベグ）は、スコットランドの天然繊維専門のストールメーカーです。創業地はスコットランドの中でも繊維業の盛んなペイズリーという街。もともとインドで生まれた現代も親しまれている「ペイズリー柄」がこの街で美しい織物として大成されたことがきっかけで、そう呼ばれるようになったのでした。

BEGG&CO（ベグ）は家業としてこの街で100年ほど続いた後、会社として織物の製造を続けるため、1902年に西海岸の街に工場を移します。最新の機械や高度なテクニックを駆使する一方、伝統的な生産工程も受け継ぎながら、今なおスコットランドの工房で製造を続けています。100年前から使い続けられてきた織り機を使用することで、最新の機器では再現することが出来ない、繊維を繊細で柔らかく起毛させることが出来ます。

特にBEGG&CO（ベグ）が手がけるカシミヤの品質は世界最高級といわれ、名だたるラグジュアリーブランドのカシミヤストールを製造してきた、いわばファクトリーブランド。誰もが知っている名前のブランドタグが付いたカシミヤのストールやマフラーは、実はこのBEGG&CO（ベグ）が手がけていた、ということも多々ある話。そういった背景から、「BEGG&CO（ベグ）」という名前が表に出ることはあまりなかったのですが、本当に良いものには、名前やイメージで誤魔化すことは決して出来ない、本物の「上質さ」がある。そう感じさせてくれるのが、このブランドが手がけるカシミヤなのです。この高品質は、もちろんカシミヤ以外の素材でも同じこと。天然繊維のストールメーカーとして長年培ってきた織物製造の英知を生かし、ウール、アンゴラなど様々な繊維を用いて素材本来のクオリティを引き出したものづくりを行っています。