Les Olivadesには「オリーブを摘む人」という意味があります。オリーブの木はとても長い時間をかけてゆっくり育ちます。オリーブの木を植えるのは、孫の世代のためと言われるほど。オリーブを摘む季節は家族の歴史を振り返る大切な時間。プロヴァンスの詩人F.ミストラルが綴った「Les Olivades」が由来になったこのブランド名には、オリーブの木が子から孫へと受け継がれていくように、プロヴァンスプリントも後世まで引き継がれて欲しいという願いや、独自のプリントを貴重な遺産として残してくれた先人たちへの感謝の気持ちが込められています。
プロヴァンスプリントの誕生
15世紀のインド航路の発見以来ヨーロッパでは東洋貿易が盛んとなり、インドに上陸したポルトガル商人によってインド更紗がヨーロッパに伝来します。16世紀、インド更紗はヨーロッパで珍重され、17世紀に入ると西欧諸国が設立した東インド会社によってヨーロッパ人好みのトワルパント(捺染綿布)が生産されるようになりました。
衣装やインテリア装飾に適した、この色彩豊かで軽やかな生地は瞬く間に人々を魅了し、そこからヨーロッパ独自のアイデアを反映させたプリント生地が生み出されるようになりました。質の良いプリント生地の生産には澄んだ大量の水が必要になるため、条件を満たす立地に工場が建てられました。
トワルパント(捺染綿布)は飛躍的な発展を遂げますが、産業革命後、機械生産による安価な綿布が大量に生産されるようになり、多くの手染め工房が経営難に陥り姿を消していきましたが、ソレイヤード社やこのLes Olivades(レゾリヴァード)の設立などで、プロヴァンスプリントの歴史は再び刻まれ続けています。
1818年、プリント職人だったレオナール・カンシュはインド更紗独特のプリント生地の生産をプロヴァンスで始めました。レオナールはタラスコン近郊のSt-Etiennne-de-Gresに工場を設立し、産業革命でフランス全土が揺れる中でもその波に飲まれることなくその後の礎を築きます。1948年にピエール・ブーダンによってSAIT社へと発展し、1977年に「レゾリヴァード」ブランドが立ち上がりました。約200年の伝統を守りつつ、唯一今でもプロヴァンスの地でプリントをしています。
それぞれに意味を持つプリント
木に模様を彫り、主に植物系の染料を用いてプリントするトワルパント(捺染綿布)の中でも、Les Olivades(レゾリヴァード)の生地は、プロヴァンス地方の動植物をモチーフとし、アネモネ・茜・オリーブ・向日葵・ラベンダー・薔薇などプロヴァンス地方の植物を染料とすることから独自の地位を確立しています。地域独特の文化や自然をモチーフとし、それぞれプロヴァンス語の名前がつけられ、時代に合ったデザインのプロダクトが生まれています。
こちらのフレンチスリーブ シャツに使用されたプリントの名前は「Ampo」。鳥が羽ばたいていくことや、川の水がわき出すという意味を持っています。キュプラを使用したとろみのある生地に、独特の美しい色合いで表現されています。
小さな襟にフレンチスリーブ、アンティークカラーの小さなボタン、さらに後ろ身頃のヨーク下にギャザーを入れるなど、愛らしいディテールを散りばめた1枚です。
サイズ | 裄丈約27、身幅約50.5、着丈約55(cm)
サイズガイドはこちら |
重量 | 約85g |
素材 | キュプラ100% |
生産国 | 中国 |
1818年、プリント職人だったレオナール・カンシュはフランス・プロヴァンス地方にてプリントテキスタイルの生産を始めました。マルセイユの港を経て届いたインドのプリント生地は、その複雑な柄や斬新な色遣いで17世紀以降のフランスで大変な人気を集めます。レオナールはタラスコン近郊のSt-Etiennne-de-Gresに工場を設立。産業革命でフランス全土が揺れる中でもその波に飲まれることなくその後の礎を築きます。
1948年ピエール・ブーダンがSAIT社を設立し、1977年ついにレゾリヴァードが立ち上がりました。300を超えるデザインからは全てプロヴァンスの文化や伝統、豊かな自然が感じられます。南仏ならではのデザインに繊細なカラーリングを施したコレクションの数々は、ヨーロッパ・アメリカなど世界各国の人を楽しませています。
商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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