ずっと使いたいモノ、置いてます。

相棒にしたいコインケース

カードの収納が多いこと、小銭を取り出しやすいこと、かさばらないこと、などお財布を選ぶときのポイントは普段の生活での使い方によって様々です。お買い物で主にクレジットカードを使う方には、交通カードと何かの時のための少しのお金を持ち歩ければ十分という方も多いのではないでしょうか。そんな使用シーンを想定してZUTTOが作った、持ち歩きにかさばらないポケットに収まるサイズのパスケース付きコインケースです。

使うほどに自分だけのものになっていく

交通カードやクレジットカードが入るパスケースと大きく開いて中身が見やすいコインケースが一緒になったZUTTOのコインケース。大きさは交通カードやクレジットカードが入るギリギリまで小さくしました。こうすることでポケットに入れてもかさばらないように、小さな鞄の日でも邪魔になることがなく持ち歩いて頂けます。また、お金が見やすく取り出しやすいようにボックス型に大きく立ち上がる作りになっています。こうすることでお会計中に小銭も落としにくく、指も入れやすいのです。

コインケースの革にはイタリア・トスカーナの老舗タンナーであるTEMPESTI（テンペスティ）社の代表商品で、植物タンニンなめしの特徴が最大限に現れているELBAMATTという革です。革の中でも最も革質が良いと言われるベンズという部位の中でも厚みのある中央部分を使用しています。

この革を選んだのは、他の革に比べて特に経年変化を感じられる革だということ。変化していく様子を見ていると、更に大切に愛着を持って使いたくなります。他の革に比べて経年変化が感じられる秘密は、革のなめし工程にある「加脂工程」と言われる脂を加える作業にあります。樽の中で行われるこの工程で、通常他社では、加える脂の量を減らし、最後の仕上げ工程で脂を加えることで光沢感を出しています。こうすることで新品の時は艶があり美しいのですが、時間と共に脂が蒸発していき、徐々に光沢感が落ちて硬くなっていってしまうのです。一方、ELBAMATTでは、加脂工程で他社の1.5~2倍の脂を加え、じっくりと時間をかけて原皮に染み込ませていきます。そして仕上げ工程では脂を加えず、革本来のマットな質感に仕上がります。そのため最初は傷がつきやすいのですが、使うほどに革に染み込んでいた脂がじわじわと出てきて、使うほどに艶が増していき自分だけのコインケースになっていくのです。

歴史あるTEMPESTI（テンペスティ）社のレザー

TEMPESTI（テンペスティ）社は数多くのタンナーが集まるトスカーナ地方でも、植物タンニンなめしの生誕地とも言われているサンタクローチェ地区にあるタンナーです。創業は100年以上も遡ります。代々伝統的ななめし製法を受け継いで来ており、1994年に設立され多くのタンナーが所属する「イタリア植物タンニンなめし協会」の発起人でもあります。長年に渡りハイブランドへのレザーを提供している、歴史と実績のあるレザーです。

カラーは2種類。
AMBRAは最初は比較的明るい茶色ですが、使うほどに色が濃くなり全体がくたっと柔らかくなっていきます。最初は革と同色のステッチも革の色が濃くなるにつれてアクセントになっていきます。
CAMMELLOは最初は明るいベージュですが、こちらもどんどんエイジングが進んで、数カ月後には実感出来るまでになります。

両カラーともに、金具も使うほどに落ち着いたゴールドになっていき、革とともに味のある雰囲気になっていきますよ。またコバには塗装をしておりませんので、全体で自然な革の変化を感じて頂けます。
経年変化を楽しみながら長く愛用頂きたいアイテムですので、記念日の贈り物にもお選びください。シンプルな革小物は男性にも女性にも喜んで頂けます。