ずっと使いたいモノ、置いてます。

日常の上質

数々の服と小物を手にし、お洒落の経験値が上がると、自分の好きなもの、似合うものを選び取るセンスが研ぎ澄まされるもの。ところが、それと同時に「持つべきもの」も見えてくるのが不思議なところ。たとえば、自分の体にぴたりと合う白シャツ、黒いレザーバッグ、一粒石のネックレス…。それは大人のたしなみとも言えるアイテムで、いざという時にでさえ七難隠す頼もしい味方。「滑らかで上質なカシミヤニット」というのも、そんな「たしなみ」の一つ。

頼れる冬の一着を目指して
ZUTTOのカシミヤ タートルネックセーターは、着心地よく、冬のコーディネートに何度も取り入れたくなるような一着を目指しました。タートル部分はくしゅくしゅとさせた時、リンキング部分（筒の合わせ目）が見えるとシルエットに影響し着心地も損いやすいので、縫い目がないよう工夫。またコートの中でももたつかず、かつ真冬シーズンに必要な暖かさが確保できる、「薄すぎず厚すぎない」12ゲージを採用。ファインゲージニットの着心地の良さが実感出来る一着です。

定番色として使いやすいグレー、明るいサックス、ニュアンスのあるアイボリー、ライトグレーという4色をご用意しました。いずれもシンプルな色合いですが、綿の段階から染め上げた複数の原料を混合することで深みのあるカラーへと仕上げるなど、カシミヤ本来の美しさを引き出す工夫がなされています。ジーンズ+スニーカーのコーディネートでカジュアルに、膝丈のプリーツスカートに合わせて清楚に、ハイウエストのワイドパンツに合わせて旬の装いに…、と着こなしの幅が広がります。

繊維の宝石と言わしめる気品
カシミヤは山羊の一種で、年間の寒暖差70℃（35℃～－35℃）年間降雨量100～200mmという牧草も生育しにくい乾燥地帯で放牧されています。 厳しい自然環境から身を守る為の柔毛を春の毛の生え変わりのときにクシで梳いて集め、1頭のカシミヤ山羊からとれる産毛は150～200g。この希少性から「繊維の宝石」と呼ばれることも。 その肌触りの良さには様々な要因があります。


1. 繊度が細く、チクチクと皮膚を刺激しません。繊維の細さは約15〜16マイクロン（1マイクロンは1/1000mm）。モヘアが約34〜40ミクロン、多くの羊毛は約19～24マイクロンと言いますので如何にカシミヤが細い繊維かが分かります。

2. 繊維長が長いため、表面が非常に滑らかで上品な艶を楽しむことが出来ます。大切にお手入れしながら長く愛用したくなる、独特の滑らかさがあります。

3. 毛艶があって、ヌメリ感のある事。天然カシミヤに含まれている油脂分が繊維表面を覆っていてカシミヤ独特の滑らかな風合いを生み出しています。しなやかで吸湿性に優れ、保温生と吸湿牲が高いのが特長です。

これらに加え、伸縮率に優れているのもカシミヤならではの特徴で、生地のしなやかさや滑らかさを生むとともに、糸そのものに強い”復元力”があります。 そのため、大切に着用すれば、形の崩れ・たるみ・伸びを最小限に抑えながら、長く愛用することが出来るのです。

信頼できるニットの尊さ
長く愛着を持って身につけたいカシミヤニットは、ZUTTOでも是非ご紹介していきたいアイテムの一つ。そんなニット作りは、着心地の良さを実現するためのファクトリー選びからスタートしました。

大切な原毛は、世界で最もカシミヤの産地で信頼を集めている内モンゴルから。その大自然の中で放牧され、非常に厳しい管理・検査の元、送り出されるカシミヤ原毛から一貫生産出来る、ニットの専門ファクトリーに製造を依頼。世界から高度な生産技術を受け継ぎ、熟練の域に達している中国のニットファクトリーは、名だたる欧米高級百貨店のニット製造も請け負い、名実ともに信頼できるニット作りを続けています。

カシミヤ100%の製品は特にカシミヤ以外の混入物を含まない事、その純度が気になりますが、原料加工から仕上げまで一貫して行うこちらのカシミヤ製品は、厳しい検査を経る確かな素材です。純度は、一般的にヨーロッパの基準が95%以上、日本97%以上という中、こちらのカシミヤは99.99%という検査結果を誇ります。