ずっと使いたいモノ、置いてます。

革を重ねて作るシューズ

フロントに付いたタッセルがワンポイントになった、J.REINALDO（ジェイ・レイナルド）のタッセルシューズBLACK。男性が履くようなレザーシューズを女性向けにした可愛らしさもあり、品の良さも感じさせるデザインへと落とし込んだ形になっています。

革のカーブが作る形

タッセルシューズ BROWNは、複数のレザーを重ねるように組み合わせたアッパーが特徴的。足首にあたる靴の口の部分、両サイド、そしてアッパーの中心と、重ね合わせたレザーがカーブを描き、靴全体のフォルムを印象づけています。また、丈夫な革を丁寧に縫製されている点に、熟練の職人が手間をかけている様子が分かります。

タッセルを通す穴のほかにも、アッパーには4箇所穴が開いた仕様。もし穴がなかったらシンプルそのものではあるけれど少し味気なく感じる部分を、紐を通さずとも穴だけでカバーするというアイディアがなるほどと感じさせるデザインです。実はアッパーの内側にもゴムが入っているため、脱ぎ履きを楽に出来る作りになっています。着脱は靴に負担をかけないよう、靴べらを使って行なうことをおすすめします。

着用前はつるりとした牛革のアッパーは使用していくことで艶を増し、足の形に沿って付いていくしわも味わいへと変化していきます。ややヒールがある作りも、きちんとした正統派の印象を作ってくれるので、セミフォーマルな場や少しおめかししたお出かけにも似合うシューズです。

ポルトガル発信のシューズファクトリー

J.REINALDO（ジェイ・レイナルド）は、1986年にポルトガル北部の靴の産地である、フェルゲイラス（Felgueiras）で創業したシューズファクトリーから生まれたブランド。創業メンバーは靴縫いのエキスパートとして個人で靴づくりを行なっていたものの、各々がひとつに集まることで場所や設備を持ち、より良い靴づくりに繋がると考え、スタートした経緯があります。

木型やデザインからオリジナルで一貫生産を行なうことで、安定した品質を持つのが何よりの強み。その一方でOEM生産も積極的に行い、ヨーロッパやアメリカの著名ブランドの靴生産も手がけています。同じフェルゲイラス（Felgueiras）の地域では多くの靴工場が存在しますが、J.REINALDO（ジェイ・レイナルド）はその中でも厳しい品質管理の基準を設けながら、月間約70,000足を生産するという巨大な生産キャパシティを持っています。創業以来30年間、ポルトガルでの第一線の靴工場としてその名が確立されているといっても過言ではありません。