ずっと使いたいモノ、置いてます。

日常を彩る、上質なニットウェア

シンプルでベーシックなニットウェアは、人々の心を掴んで離しません。
ALAN PAINE（アラン　ペイン）のニットウェアは、ラムズウールの最高峰といわれる Geelong Wool （ジーロンウール）を使用しています。ラムズウールとは、生後6〜7ヶ月以内の羊から刈り取られた羊毛のこと。通常のウールより繊維が細く、ふんわりと柔らかいのが特徴で、そのラムズウールの最高峰と言われるジーロンラムズウールとは、オーストラリア南西部のジーロン地方の子羊から刈り取られたウール。一般的なものに比べて非常に細く繊細で、採取量も限られることから高級素材とされており、柔らかくやさしい手触りです。多くの空気を閉じ込めることができるので、暖かく、軽い仕上がりが特徴です。

このジーロンラムズウールの紡績は、加工していない繊維を梳毛機で梳くため、繊維が互いに交差して、ふっくらと、見た目にも柔らかい印象を与えます。極上のジーロンラムズウールのニットは、滑らかな上質感のある見た目のため、ドレスアップもドレスダウンも可能です。また、静電気が起こりにくい素材としても知られています。

柔らかく滑らかな、ジーロンラムズウール

このGEELONG LAMBSWOOL タートルネック セーターは、素材・着心地の良さが引き立つベーシックなデザインのタートルネック。女性らしくウエスト周りをシェイプさせたデザインで、秋冬のお洋服に併せやすいシンプルで上品な見た目です。現在、生産はマダガスカルに移していますが、その高い品質と、ワードローブに取り入れやすい敷居の低さを併せ持ち、英国で生産された毛糸を使用して、伝統的な製法を変えることなく受け継いでいます。

セーターは各パターン（前身頃、後ろ身頃、袖、その他）に合わせ編み上げる成形編みを施しており、編み目とシルエットが綺麗に出て、美しいボディと袖のフィッティングが叶います。縫い目が小さいハンドリンキングで組み合わせているので、着心地が良く仕上がっています。ブランドのトレードマークとも言われるその柔らかい風合いは、毎日工場で品質のチェックに通った石灰成分の入っている天然湧き水で洗いあげているから。耐久性を保つために、負荷のかかるわき下は手がかりで補強しています。工場では最終検品までに、4回の中間検査を通らなければならないほどの厳しい品質管理によって品質を維持しているほどの、念の入りようです。

極上の素材と縫製を追求し続ける、ニットの老舗

ウール産業に長い歴史を持つイギリス・サリー州、ウィリアム・ペイン氏によってALAN PAINE（アラン　ペイン）の前身「Paines of Godalming」が始まったのは1907年のことでした。自宅の倉庫の中で見つけた手織機を使ってケーブルニットセーターを編んだことから始まり、スポーツファッションのトレンドの潮流に乗りながら、彼のセーターはスポーツを楽しむ男女に広く受け入れられることとなります。1920年代には英国で人気のボートレースやテニス、クリケットなどのクラブチームでそれぞれチームカラーとして使われていた”クラブカラー”をセーターの首回りに取り入れ始めます。このケーブルニットは後のエドワード8世の気にいるところとなり、彼のニットウェアはロンドンだけでなく英国内で人気を拡大していきます。

第二次世界大戦後、1950年代にはイギリス政府の資金を受けてアメリカへ進出、アメリカの歴代大統領が愛用する、歴史ある著名ブランドなど、アメリカンクラシックを象徴するような老舗のセーターの生産も請け負います。ウィリアム・ペイン氏の息子、アラン・ペイン氏が事業を引き継ぎ、現在の「ALAN PAINE」にブランドネームを変える事になったのもこの頃です。2007年には設立100周年を迎え、現在も上質なニットウェアを提供し続けています。