ずっと使いたいモノ、置いてます。

存在感際立つシンプル

春夏のパンプスというと、少し暑苦しく感じがちですが、日々サンダルで良い訳にもいかず、きちんとした足元で出掛ける日も多いもの。特にビジネスシーンでは黒いパンプスがそつなく合わせやすいのですが、濃い色は暖かくなればなるほど重く感じがちで、季節感も出ません。
暖かい季節でもきちんと感の出る、軽いイメージのレザーパンプスがあればきっと日々の装いに沿うものになるはず、という想いから今回、日本のシューズブランドchausser（ショセ）にお願いして別注カラーのインウェッジソールパンプスを作って頂きました。

快適さへの工夫が随所に

シリーズ名のMUKAVAとはフィンランド語で快適、心地良いを意味する言葉。シンプルなフォルム、シンプルな素材、シンプルな色彩といったフィンランドデザインの基本を意識し、機能性を兼ね備えたコンフォートシューズです。コンフォートシューズとしての履き心地、歩きやすさを追求しながら、日々の装いのポイントとなるデザインを両立しているのは、このブランドだからこそ為せる技。

MUKAVA インウエッジソール　プレーンパンプスは、継ぎ目がないのでウェッジのラインが綺麗に出て、革の美しさをダイレクトに感じることが出来ます。履くと脚へと流れるようにつながるフォルムの美しさにも、目を見張るものがあります。
パンプスにしてはやや深めのトップラインで、それがモード感を高めています。深いトップラインは足入れがしにくいのでは、と不安に感じますが内側の一部がゴム仕様になっているのでご安心ください。
甲部分をしっかりとホールドするので脱げにくく、歩いている時につま先に力を入れないといけないパンプスの不便さから解放されます。踵はしっかりと絞りが入り、これもまた脱げにくいポイントに。

ヒールは4.5cmの高さで美しい脚のラインと疲れにくさの両方を叶えてくれます。ウェッジソールなので地面との接地面が広く、安定・安心の歩き心地です。実はヒールが苦手だけれども、やっぱりヒールへの憧れがある方にぜひ試して頂きたい一足です。

インソール（中敷き）は抗菌防臭シートと衝撃吸収の機能を持たせた低反発シートで、コンフォートな履き心地をもたらしてくれます。足裏全体にぴたっと吸い付くような履き心地。アウトソールにはビブラムソールが採用されているので、グリップ性の高い履き心地が得られます。

カラーはベージュに近いグレー。優しい雰囲気溢れるスムースレザーで、透明感がある革を採用することで革の重厚感が前面に出てこず、春夏でも軽く履きこなすことが出来ます。

目指すのは、「30年後も履きたい靴」

ブランドを立ち上げたのは、デザイナー兼オーナーである前田洋一氏。オーダーメイドの靴職人であった父親の影響を受け、幼い頃から靴作りへの憧れを持ち、若い頃から靴業界に身を置いていました。靴を人の手に届けるための様々な仕事を経て、企画に携わり靴作りを学びます。そうした数々の経験を経て生み出されたのが、シューズメーカーchausser（ショセ）です。ブランド名はフランス語で「履く」という意味。東京の恵比寿に1つ店舗を構えて、世界7ヶ国で展開されています。30年後、古着屋さんでchausser（ショセ）の靴を見たときに、履きたいと思ってもらえるような、時代に関係のない普遍的な靴を作りたい。そして、手入れをすれば「30年履ける靴」を目指したい。そんな想いから、ずっと履きたくなる靴作りを目指しています。

chausser（ショセ）の靴は、大量生産を目的として作られていません。量産品にはない暖かみと愛敬のある靴。職人の手を離れても、身につける人と一緒に時を経ることで幾重にも味わいが増し、やがて唯一無二の存在へと昇華していく。それが、chausser（ショセ）の靴の魅力なのかもしれません。