ずっと使いたいモノ、置いてます。

クラシカルなショートブーツを一足

大人の女性の足元には、品の良さが一目で分かるようなヒールブーツがお似合いです。例えば、こんなレザーのレースアップショートブーツもその一つ。上質なレザーをたっぷり使ったシンプルなプレーントゥに3つ穴の羽、細い蝋引きコードに太めのヒール。履くと脚へと流れるようにつながるフォルムの美しさにも、目を見張るものがあります。

どこから見ても、美しい

いつの時代も色褪せない普遍性のあるショートブーツ。そんな言葉がこの靴にはよく似合います。
アッパーには上質で柔らかなカーフレザーを使用し、履き始めから足に無理なくフィットします。かかと部分のインソールにはクッションが内蔵されていて、革靴にありがちな硬さ、馴染みにくさを軽減。
ヒール部分もレザーで覆われていることもまた、上品さを演出しています。5.5cmのヒールは安定感があり疲れにくく、また履いた時に靴の中で前に滑りにくいのも歩きやすさの一因です。足の甲部分までアッパーがあるためしっかりホールドされますし、外羽式のレースアップタイプで甲周りの微調整も可能です。

アウトソールはレザー、トップリフト（ヒール部分の、直接地面に接する箇所）はラバーを採用しているので、品格漂う中にも歩いた時のグリップ力があり、安心して履けます。（雨の日は滑りやすく、かつレザーにシミが出来やすいので履くのは控えてください。）

この靴は、chausser（ショセ）独自の製法「フレックスフィット製法」が用いられています。「足指の付け根部分の返りがよく、かつ歩くほどに包みこまれるような感覚を再現し、足に負担がかからないような靴を作れないだろうか？」という問いから生まれた製法です。軽くて屈曲性に富むセメンテッド製法と、柔らかい履き心地のボロネーゼ製法との良いとこどりのこの製法。吊り込みによる袋状ライニングを形成することで、よりフィットした内部空間を作り出し、かつアッパー、革の中底、床材それぞれがクッション性を高める役割をし、長時間履いても安定した履き心地が持続します。
細くすっきりとした美しいシルエットですが、実際に履いてみると意外にも靴の中は十分な広さがあり、新鮮な驚きを得られる履き心地でもあります。

ブラックは洋服に合わせやすいので、秋冬しか履けないブーツでもシーズン中に活躍の機会が多そうですね。ブラックやグレーのタイツに合わせれば足元が馴染み、逆にカラフルなタイツと合わせればその色を引き立ててくれます。

目指すのは、「30年後も履きたい靴」

ブランドを立ち上げたのは、デザイナー兼オーナーである前田洋一氏。オーダーメイドの靴職人であった父親の影響を受け、幼い頃から靴作りへの憧れを持ち、若い頃から靴業界に身を置いていました。靴を人の手に届けるための様々な仕事を経て、企画に携わり靴作りを学びます。そうした数々の経験を経て生み出されたのが、シューズメーカーchausser（ショセ）です。ブランド名はフランス語で「履く」という意味。東京の恵比寿に1つ店舗を構えて、世界7ヶ国で展開されています。30年後、古着屋さんでchausser（ショセ）の靴を見たときに、履きたいと思ってもらえるような、時代に関係のない普遍的な靴を作りたい。そして、手入れをすれば「30年履ける靴」を目指したい。そんな想いから、ずっと履きたくなる靴作りを目指しています。

chausser（ショセ）の靴は、大量生産を目的として作られていません。量産品にはない暖かみと愛敬のある靴。職人の手を離れても、身につける人と一緒に時を経ることで幾重にも味わいが増し、やがて唯一無二の存在へと昇華していく。それが、chausser（ショセ）の靴の魅力なのかもしれません。