ずっと使いたいモノ、置いてます。

老舗が手がける刺繍アクセサリー

糸には、どんなイメージがありますか？ガラスが持つ透明感や金属が持つ煌めきも素敵だけれど、糸には人の素肌に馴染む独自の温もりがあります。そんな糸の魅力を手仕事で引き出す000(トリプル・オゥ)は、シルクをはじめとする様々な糸を用い、アクセサリーを作り出しています。

連なる糸の輪

丸い楕円形の形が目を引くピアス　OVAL SILKは、シルクの糸を何重にも重ねて縫い合わせたピアスです。ギュギュッと糸を凝縮させたようなピアス　OVAL SILKは、職人の刺繍技術によるもの。手描きの図案からかたどった楕円形の輪は、モチーフひとつひとつの形状やサイズが微妙に異なります。これは、コンピューターが描くものにはない、手仕事の温かみを表現するために図案をもとにした自然な「ずれ」を正確に表現していることが理由です。

ピアス　OVAL SILKは、光が当たるとほのかに光沢を見せ、美しい色が浮かび上がります。華奢な見た目ながら何度も何度も繰り返し刺繍を施しているのですが、美しいシルエットを実現するのに職人の緻密な調整が必要なのだとか。家庭用のミシンでも、糸の素材や太さを変えるだけで上糸と下糸の調子が狂ってしまい、なかなか綺麗なステッチが出来ないという経験をした方は多いと思います。ミシン製造だからこその難しさがあり、刺繍技術だけでこういった造形を行える工房は、世界的にも珍しいそうです。金具以外は全て糸で出来ている、優美なピアスに仕上がっています。

シルクで作られたピアス　OVAL SILKは、ランダムに糸を重ねていることで、表面に独特な凹凸が生まれています。そこへ光が当たると美しい陰影が浮かび上がり、耳元で存在感を放ちます。やや大ぶりな作りなので、ショートヘアの方は髪を耳にかけて、ロングヘアの方はアップスタイルに合わせると、全身をスタイル良く見せてくれます。友人への誕生日プレゼントや、大切な方へのクリスマスプレゼントにもおすすめです。

老舗刺繍店生まれのアクセサリー

糸の力でゼロから新たな価値を創造するというコンセプトを掲げる000(トリプル・オゥ)。ブランドの母体となっているのは、群馬県桐生市で明治10年（1877年）に創業した、老舗刺繍店「笠盛」。笠盛は創業から桐生の伝統技法をベースとしてものづくりを行い、1960年代からはジャガード刺繍機を導入し刺繍業に取り組んでいます。和装から洋装まで、あらゆる衣料加工に取り組み、独自技術の「カサモリレース」を開発するなど、最新鋭のテクノロジーと熟練の職人の手によりものづくりを行なっています。技術力の高さは、海外の一流メゾンから声がかかり、その刺繍技術を提供するほど。世界的にも類を見ない美しい刺繍の仕上がりは、老舗刺繍店だからこそ成せる技なのです。

000(トリプル・オゥ)はそんな歴史を持つ笠盛から、一般の方に刺繍の技術によって生み出される美しいアクセサリーを身につけて欲しいという想いから2010年にスタート。既成概念にとらわれない新しい発想をもとに、デザインと職人の高い刺繍技術にこだわっています。000(トリプル・オゥ)というブランドの名前には、000からスタートして999までの千通りの組み合わせがあるように、糸の力で新たな価値を創造するという熱意が込められています。