ずっと使いたいモノ、置いてます。

基本の1本

秋冬の装いを手軽に変化させ、楽しむことができるので、毎年買い足ししてしまうアイテムの一つマフラー。柄ものは特に、アウターやトレンドカラーを意識して選びますが、ベーシックな無地もやっぱり必要です。つい柄ものを楽しみたくて、二の次になりがちな無地ですが、通勤にも使いやすく便利なのでベーシックカラーを持っておくと便利です。
柄がないため、素材は、高級感があり肌触りの良い方が暖かく雰囲気が出ておすすめです。

HILLTOP（ヒルトップ）は、200年に渡るクラフトマンシップに基づき、品質のしっかりした製品を生産するウールファクトリーです。 世界で最もクオリティの高い老舗ニットウェアメーカーが集まることで名高いスコットランド生まれのHILLTOP（ヒルトップ）のマフラーは、「軽い・丈夫・暖かい・カシミヤほど高級でないが、肌触りが抜群にいい」という特徴のあるメリノウールを素材に、モルトウイスキー作りにも使われる、ホーイック地方を流れる澄んだ川の軟水で洗いの工程で使用し、ウール本来の柔らかさと美しい発色が実現しています。
ミネラルを多く含む川の水で羊毛を洗うと驚く程柔らかくなると言われており、マフラーを巻いて実感頂ける特徴でもあります。

なぜ、ウールは暖かい？

生後6ヶ月以内の羊毛のラムウールは、優れた保温性、発色の良さ、肌触りの良さが人気で、カシミアに近い気持ちよさをもつ素材です。
ウールにはクリンプと呼ばれる自然の縮れがあり、 このクリンプがあるお陰で、ウールは約60％も空気を含みます。
また、断熱性にも優れ、吸水性に富んでいます。 ウールを使った肌着が多いのは汗をかいてもしっかりと吸収し、熱を発生して汗冷えしない素材です。
さらに、ラムウールは、さらに優秀な素材で、 子羊の羊毛なので通常のウールよりも柔らかでふんわりした優しい肌触りが最大の特徴です。 ウールなのにごわごわチクチクしないのがラムウールで、光沢もあり発色が良いという特徴もあります。

無地マフラーは、ラムウール75％×アンゴラ25％の、ラムウールにアンゴラの毛を混紡しています。アンゴラは繊維が細く、柔らかさと高い保温性があり、マフラーにあると嬉しい特徴が揃っています。とてもシンプルな柄だからこそ、天然繊維の質感がはっきりと表れているとも言って良いでしょう。ベーシックな色目で、男性にとってはビジネススタイルに合わせやすく人気です。女性にとっても幅広いアウターに合わせて活躍する1本になりますので、揃えておいて間違いない無地マフラーです。

歴史を歩み進化するメーカー

HILLTOP（ヒルトップ）の前身は、馬具や馬用のブランケットを製造するメーカーでしたが、1880年代後半に創業者であるFreddie HillとAlbert Hillの兄弟が旅行用のブランケットを作り始めたことからHILLTOP（ヒルトップ）が誕生しました。
創業者兄弟が20世紀前半に亡くなった後もHill一族によって営まれていましたが、企業の資料の大部分は第二次世界大戦中の二度に渡る爆撃で焼失してしまうことになります。
初期の資料からは、トラベルラグとブランケットを区別する仕様であるフリンジのテクニックに関して先駆けであったことが記録にあり、大戦の間は需要に応じて馬具やブランケットを英国軍、フランス軍、ベルギー軍へ供給していました。
1950年代から改めてウールアクセサリー事業をスタートさせ、今日に至るまでラムウール、ラムアンゴラのマフラーで本国以外でも高い評価を得て、商品の幅を広げ難しいとされていたニットの編み地を、様々な素材にて仕上げることに成功していきました。
さらに、大量生産を可能にする事によって消費者にクオリティーの高いプロダクトを提供することに成功、現在も伝統的なタータンチェックやウインドウペンチェックなど英国発祥のパターンを世界中に供給しています。

ニットといえば英国という程品質に定評がありますが、その中でも英国スコットランド南部の小さな街ホーイックには、世界を相手にこだわりのもの作りをしているテキスタイル工場がいくつかあります。いずれも地域に伝わる伝統技術と現代的な製造法を巧みに組み合わせて大きく成長してきました。
その中でも、HILLTOP（ヒルトップ）は、昔の英国ウール製品のは重い着心地を抜群の肌触りと軽量化を実現したメーカーでもあり、その軽量化には、日本の島精機製作所の最新機械を導入し軽量化されています。